9月2日に筑波サーキットで行われた第28回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース。制したのは813号車、DJのピストン西沢氏率いる「J-WAVE RACING」だった。
今回で28回目を迎えるメディア対抗ロードスター4時間耐久レース。アライメント調整も含めて、車に一切の手を加えることを禁じられた、ワンメイクの競技車輌で競われる。
今回は前回に比べて使用できるガソリンが少なくなり、スタート時の満タン40リットルを含め、60リットルのガソリンで4時間を走り切らねばならないという厳しい状況となった。すなわち、速さを競いながら燃費を意識してのレースだ。序盤は他をけん制するというよりも、ガス欠でリタイアすることを避けようと、かなり慎重なペース配分が見られた。
そんな中で、終始、ペースを落とさなかった813号車「J-WAVE ポテンザロードスター」が182周を走り切り、優勝した。2位は「27号車Tipo/Daytonaロードスター」、3位は「ENGINE ROADSTER」と続く。
自身も12号車「人馬一体ロードスター」のステアリングを握り耐久レースを走り切った、マツダの前田育男常務執行役員は、表彰式で「10リットル少ないガソリンでのレースになりましたが、クラッシュも少なく、クリーンなレースがロードスターででき、喜びでいっぱい」と挨拶した。
朝方はかなり強い雨に見舞われた筑波サーキットだが、予選の頃には次第に雨が上がり、決勝スタートの16時には汗ばむほどの、しかし秋の好天に恵まれた今年のメディア対抗ロードスター4時間耐久レース。
普段はメディアで、クルマやモータースポーツの楽しみを多くの人に知ってもらおうと活動している人たちが、自らステアリングを握り、モータースポーツが見るだけのものではなく、参加できるのだということもアピールできたのではないだろうか。
優勝はピストン西沢氏率いる813号車!…メディア対抗ロードスター4時間耐久
2017年09月03日(日) 11時09分
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