三菱X PANDER(インドネシアモーターショー2017)《撮影 工藤貴宏》

10日のプレスデーで幕を開けた、インドネシア国際オートショー(The 25th Gaikindo Indonesia International Auto Show、インドネシアモーターショー)。事前に予告されていた通り、三菱自動車はここジャカルタで小型クロスオーバーMPVをワールドプレミアした。既存のモデルのフルモデルチェンジではなく、新ジャンルへの参入である。

ワールドプレミアで公開された車名は『X PANDER』(エクスパンダー)。三菱は「MPVの優れた居住性・多用途と、SUVづくりのノウハウを注ぎ込んだ新型車」という。

なお、一部スクープ情報では『デリカD:5』の後継モデルという噂もあったが、それは誤りだ。車体やエンジンはデリカよりもひとまわり以上小さく、リヤドアもスライドではなくヒンジ式。日本で好まれるミニバンではなく、インドネシアの乗用車市場で大人気の小型MPVである。

同時にこのカテゴリーは現地において大きな販売ボリュームも持つと同時にトヨタ『アヴァンツァ』、ダイハツ『セニア』、スズキ『エルティガ』、ホンダ『モビリオ』などが販売競争を繰り広げる激戦区。日本でイメージするならば、トヨタの『ヴォクシー/ノア/エスクァイア』3兄弟に日産『セレナ』とホンダ『ステップワゴン』がバトルを繰り広げる5ナンバーミニバン市場だ。そんな“戦場”に新規参入の三菱が、この新型車でどこまで迫れるかが今後の見どころである。

X PANDERは三菱が新たに立ち上げたインドネシアの工場で生産され、今秋よりインドネシアで発売される。興味を持った方には残念だが、日本への導入予定はない。

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