ドイツの自動車大手のダイムラーと中国の自動車大手の北京汽車(BAIC)は7月6日、中国でのEVとバッテリーの現地生産に向けて、50億元(約835億円)を共同出資すると発表した。
両社は中国の北京市に新たな合弁会社、BBACを設立。このBBACにおいて、メルセデスベンツブランドのEVを生産する準備として、総額50億元を共同出資する。
また、この戦略的枠組み合意の一環として、ダイムラーと北京汽車は、2020年までにBBACでEVを現地生産する準備に着手。中国でのバッテリーの現地生産に必要なインフラと研究開発能力の強化に乗り出す。
両社は2017年6月、中国の新エネルギー自動車(NEV)への投資を通じて、戦略的協力関係をさらに強化するための枠組み協定に調印。投資契約の一環として、ダイムラーは、NEV部門における北京汽車との戦略的協力を強化する目的で、北京汽車の子会社である北京電気自動車(BJEV)の少数株を取得する意向を示していた。
ダイムラーの中国担当、Hubertus Troska取締役は、「中国のEV分野において、戦略的な一歩を踏み出した。パートナーの北京汽車とともに、世界最大のe-モビリティ市場に引き続き投資していく」と述べている。
ダイムラーと北京汽車、中国に投資…EVとバッテリーを現地生産へ
2017年07月07日(金) 16時15分
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