フランスの自動車大手、ルノーは6月5日、英国のPowervault社と提携し、EVのバッテリーを家庭用エネルギー貯蔵装置に再利用する取り組みを開始すると発表した。
EVに搭載されているバッテリーの寿命は、通常8〜10年。しかし、これらの電池は家庭向けとしては、まだ利用価値がある。ルノーによると、Powervaultの家庭用バッテリーシステムに再利用された場合、ルノーのバッテリーには、最大10年の追加耐用年数があると推定されるという。
ルノーとPowervaultは、使用済みバッテリーのセカンドライフトライアルを2017年7月から、1年間にわたって行う予定。この試験では、50台の家庭用エネルギー貯蔵装置を、ソーラーパネルがインストールされている顧客の住宅に設置する。
また、この試験では、再利用バッテリーの技術的な性能と家庭のエネルギー貯蔵に対する顧客の反応を調査。将来の市場向けの展開戦略の策定に役立てる。このパートナーシップにより、Powervaultはスマートバッテリーユニットのコストを、30%削減できる見通し。
ルノーのNicolas Schottey氏は、「Powervaultとの家庭用エネルギー貯蔵におけるパートナーシップのおかげで、ルノーは再利用バッテリーのグローバル戦略に、新たな要素を追加できる」と述べている。
ルノー、英企業と提携…EVバッテリーを家庭用に再利用へ
2017年06月06日(火) 16時34分
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