日野自動車といすゞ自動車は6月1日、大型観光バスの日野『セレガ』といすゞ『ガーラ』についてのリコール(回収・無償修理)を、国土交通省に届け出た。
今回のリコールは、エアコンカバーの不具合によるもの。エアコンカバーとルーフの締結構造が不適切なため、ルーフ後方から強い風を受けると、カバーを締結している樹脂製ファスナーが外れ、カバーが浮いて、ルーフとの間に隙間が生じることがある。
さらに強い横風を受けると、最悪の場合、カバーが破損し脱落して、他の交通の妨げになるおそれがある。
リコールの対象となるのは、日野セレガが1987台、いすゞガーラが1040台、合計3027台。2005年8月26日から2008年9月4日までに生産された車両が、リコールに該当する。
不具合は11件起きたが、事故は発生していない。市場からの情報によって、判明した。両社は、「エアコンカバーとルーフの締結構造を、樹脂製ファスナーからボルト締結に変更する」と説明している。
【リコール】日野 セレガ といすゞ ガーラ 、エアコンカバーが脱落のおそれ
2017年06月01日(木) 22時34分
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