by 南陽一浩 on 2022年12月01日(木) 09時00分
ロサンゼルスモーターショー(LAオートショー)は初回開催が1907年と、世界有数の歴史あるモーターショーでもある。1929年は会期中に会場が漏電火災に見舞われ、死傷者ゼロながら展示車両のほぼすべてを焼失する災難に遭った。当時の損害額は約100万ドル(今日の約1580万ドル相当=22億6000万円)に上ったが、数日後に会場を変えて再開したとか。かの大恐慌直前の景気もあったとはいえ、物資ならいくらでも替えが効くという彼の地の感覚にはそら恐ろ・・・
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by 南陽一浩 on 2022年11月30日(水) 09時00分
去る11月28日の欧州時間14時より、ランチアがトリノのパラッツォ・レアーレ・ディ・トリノにて「ランチア・デザイン・デイ」を開催し、近い将来に登場するランチアのデザイン・スタディとして『Pu+Ra ZERO』(ピューラ・ゼロ)を発表した。
壇上にてスピーチしたランチアのルカ・ナポリターノCEOは、ランチアが2024年前半に新型『イプシロン』を発表する予定であり、ステランティス・グループ傘下で電動化ブランドとしてリブートするランチアには・・・
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by 南陽一浩 on 2022年11月25日(金) 14時00分
ロサンゼルスモーターショー2022(LAオートショー)で「2024 New XXXXXX(車名)」と紹介されている車を目にして、年末とはいえ未だ2022年なので、不思議に思われるかもしれない。欧米では年後半からモデルイヤーを翌年に切り替えることが多く、今、展示されている車両はディーラーの受注から2023年前半に生産が進められ実質的に年央からデリバリー開始となるから、2023年前半に間に合わなければ2024年と記す、そういう見込みなのだ。・・・
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by 南陽一浩 on 2022年11月22日(火) 12時00分
欧州に遅れること約1年、ついに日本仕様のフォルクスワーゲン『ID.4』に日本の公道で試乗が叶った。
◆ポルシェ、アウディとともに充電ネットワークを整備
2015年のパリ協定にもっとも早くコミットした自動車メーカーであるフォルクスワーゲン(以下VW)が電動化戦略に前のめりなのは周知の事実で、昨年は「加速ストラテジー」を発表して電動化やデジタル関連技術に180億ユーロ(約2.6兆円)を投資することを表明。2030年までに生産からリサイクル・・・
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by 南陽一浩 on 2022年11月21日(月) 12時00分
11月17日、ロサンゼルスモーターショー2022(LA Auto Show 2022)でポルシェが『911ダカール』をワールドプレミア発表した。日本では3099万円のプライスとなる、全世界で2500台というこの新たな限定モデルは、1984年のパリ・ダカール・ラリー優勝車の911がオマージュ元と報じられている。が、911を4駆化するという、今でいう魔改造が施された当時のワークスカーはむしろ「953」と呼ばれていた。953は翌年から伝説のグ・・・
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by 南陽一浩 on 2022年11月21日(月) 08時00分
◆ステージ上に雨!? 前代未聞の新型インプレッサ発表
雲行きが怪しくなってステージに雷鳴が轟き、雨まで降り始めた。しかもポツポツどころか土砂降りだ。ついさっきまで、左右30m近くはあろうかという背景スクリーンから観客フロアの半分ぐらいまで拡がった大画面に、街の喧騒とカントリーサイドの静けさが代わるがわるに映し出されていたのに。
さすがハリウッドのお膝元だけあって、ロサンゼルスモーターショー2022(LA Auto Show 2022)・・・
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by 南陽一浩 on 2022年11月12日(土) 08時00分
秋らしい冷え込みの11月6日早朝、蔦屋書店の代官山T-SITEにイタリアのサソリたちが元気よく集った。同施設で人気の恒例ミーティングである「モーニングクルーズ」が、「アバルト・デイ2022」とコラボして、抽選で招待された75台の新旧アバルト・オーナーたちが早朝からやって来たのだ。
圧巻の新旧アバルトたちに固唾を飲んだ
アバルト・デイとしてはじつに2年ぶりの開催で、関東近県はもちろん尾張小牧など遠くから参加したオーナーも少なくない。開場・・・
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by 南陽一浩 on 2022年11月03日(木) 12時00分
新型ルノー『カングー』の日本仕様も発表され、日本でもすっかりフツーの選択肢として定着してきたフレンチMPV。カングーが西の横綱とすれば、対を成す東の横綱は当然シトロエン『ベルランゴ』だ。
昨今では国産のハイブリッド・ミニバンにパクリ疑惑がもちあがるほど、まだ日本ではお洒落案件として話題になりがちでデザインの類似性にも注目された訳だが、国産の「それっぽい」トリミングを見てフランス的と思える人が大多数という時点で、元ネタのフランス車のこと・・・
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by 南陽一浩 on 2022年10月14日(金) 20時00分
日本仕様つまり右ハンドルになると、ブレーキのマスターシリンダー位置だとか走行フィールに影響するところが多少なりとも変更されていて、本国仕様で乗った時と印象が甚だ異なる車というのは、昔に比べれば随分と少なくなった。妙な話、『C5 X』に東京でまみえて最初に感心したのは、グローブボックスに車検証がファイルケースごとすっぽり収まっていることだった。
もちろん走行性能にはあまり響かない細部だが、フランス車乗りならご存知の通り、車検証と説明書を・・・
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by 南陽一浩 on 2022年10月06日(木) 20時00分
シロッコの亡霊はどこへ?久々のVW的優等生
もうマイナーチェンジ !? することに面食らいもしたが、本国デビューは2017年、本邦上陸は2020年なので、確かに前期型の販売期間は短かった。売れ筋のSUVとして生命線たるディーゼルユニット、もっといえば「TDI」をクリーンディーゼルとして導入する準備に時間がかかったためでもある。
とはいえグローバル販売台数はすでに100万台を超え、日本市場でも累計7000台を超えるヒット作となった今や、・・・
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1年間で20000km程走ったが、燃費平均は29.3km。リッター25k...[ 続きを見る ]