by 木下隆之 on 2019年08月09日(金) 06時30分
「ポールスター」でチューニングしたボルボ『XC40 T5』と『V60 T5D』をドライブ。それぞれ、心地よい性能の向上を確認できたので報告しよう。
◆ミドルレンジの最大トルクが大幅パワーアップ
1996年、スウェーデン国内のツーリングカー選手権から始まったポールスターの歴史。ボルボのパフォーマンスブランドとして、レースで培われたテクノロジーを様々な路面、条件で走行する市販車へと伝承している。
現在、「ポールスター・パフォーマンス・・・・
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by 木下隆之 on 2019年06月01日(土) 10時00分
6代目となる新型BMW『3シリーズ』は、大きくサイズを拡大して登場した。街中に馴染む比較的コンパクトなボディを武器に人気を博してきた3シリーズが自らを肥大化させたことは、今後の方向性を物語る。
新型3シリーズの特徴はホイールベースが大幅引き伸ばされたことである。40mm延長されて2850mmとなった。左右にもワイドなった。43mmも拡大され、後輪の左右間は21mmワイド。ボディの全幅も25mm拡大。この堂々とした存在感の源は幅にある。・・・
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by 木下隆之 on 2018年07月13日(金) 12時30分
今年のSUBARU(スバル)の一推しは『フォレスター』に違いない。フォレスターとしては第5世代となり、世界各地で販売される最量販車なのだからそれも道理。気合の入れ方が半端ない。
「スバルグローバルプラットフォーム」と呼ばれる新設計の骨格がベースに与えられている。これにより、クラストップレベルの衝突安全性と危険回避性能を誇るという。もちろんドライバーが気持ちいいと思うハンドリングにも貢献するはずだし、乗り心地も快適だという。期待したいモ・・・
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by 木下隆之 on 2018年06月13日(水) 20時06分
これまでのレクサス『ES』は、日本を除く世界各地で販売されてきており、今年デビューする新型で7代目となる。これまでの総販売台数は218万台に達するというから、レクサスの主力モデルに違いない。
そもそもデビューが1989年だというから、レクサスブランドのアメリカで立ち上げに携わった由緒ある車名なのだ。そのESが、日本市場に投入されずにここまできたことが不思議である。
◆ひと目見て個性が際立つモデルになった
はれて日本に投入されるこ・・・
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by 木下隆之 on 2018年06月05日(火) 16時45分
「これがカローラ?」
富士スピードウェイで開催された試乗会の会場に並ぶ新型『カローラ』のプロトタイプを見た瞬間、僕は思わず立ち止まってそうつぶやいてしまった。
カローラといえば、言わずと知れた日本の国民車である。初代がデビューしたのは1966年だから、時代は戦後の動乱期を乗り越えた高度成長期の真っ只中。2018年の今年、年号は昭和から平成になり、来年にはあたらしい年号を迎えようとしている。それほど長い間、日本を代表する大衆車として君・・・
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by 木下隆之 on 2018年03月18日(日) 22時36分
長野県・女神湖で開催された日産の氷上・雪上試乗会には、実に興味深いモデルが準備されていた。ステージは、日本列島を襲った大寒波で硬く凍った湖である。うっすらと積もった雪を剥ぐと、ツルツルの氷が顔を出す。
『GT-R』の3.8リットルV型6気筒のツインターボが絞り出すパワーは桁外れである。最高出力は570psに達し、最大トルクは637Nm。超低ミュー路では明らかに過剰だろう。重量級ボディはタイヤの強い荷重を与えることに貢献したとしても、暴・・・
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by 木下隆之 on 2018年03月16日(金) 20時00分
厚い氷でおおわれる長野県・女神湖で、新型『リーフ』に試乗した。
氷点下5度の湖畔には、『エクストレイル』や『ジューク』といったいかにも雪道を得意としそうなモデルだけでなく、『フェアレディZ』や『GT-R』といったスポーツカーも準備されており、寒さを感じさせないほど熱気の包まれていたのだが、その中でたしかにリーフは異質に思えた。動力性能が飛躍的に高まり、同時に航続距離が格段に伸びたことで高い評価を得ているものの、氷上で高いパフォーマンス・・・
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by 木下隆之 on 2018年02月19日(月) 21時00分
僕らが親しみを込めてアルヴェルと呼ぶこのモデルの顔つきは、先代あたりから威圧感が増している。その攻撃的でありひと目でアルヴェルとわかるルックスは、新型になりさらに個性的になった。
『アルファード』は、センターのグリルがさらに押し出しの強いものに。4眼を伝統とする『ヴェルファイア』は、グリルを取り囲むようなサイドの装飾が派手になった。
実はアルヴェルの意匠に関しては賛否両論あり、威圧感に対する否定派と肯定派が混在していた。だが、販売は・・・
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by 木下隆之 on 2018年01月20日(土) 12時00分
これは「無限航続距離PHV」と呼べるかもしれないなぁ。新型『プリウスPHV』の技術説明を聞いてまず僕は、そんな無茶な発想に至ったのだ。というのも…。
もはやハイブリッド国民車とも言える旗艦モデルの座を欲しいままにしたプリウスでも、唯一の死角があった。素のプリウスの販売は好調でも、EV時代を見据えたPHV(プラグイン・ハイブリッド)は、思うような販売に結びつかなかったのだ。
充電機能を付け加えて、さらに経済性と環境性能を高めるというP・・・
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by 木下隆之 on 2017年11月11日(土) 08時00分
世界的販売で見れば、『XC60』はボルボでもっとも売れている車種なのに、モデル末期になって売れ上げを伸ばすという特異なスタイルなのが特徴だ。
一般的には、販売開始直後に世間が騒ぎ出し、初速が高い。その後モデル末期になるに従って注文が減り、慌ててマイナーチェンジといったカンフル剤を注入するか、しびれを切らしてフルモデルチェンジとなる。
だがXC60は、いかにも質実剛健のボルボらしく、じわじわ心のひだに浸透するように、とモデル末期になっ・・・
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今年1月にスタイルファン(6mt.FF)走行距離約1万キロの中古車を納車...[ 続きを見る ]