by 佐川健太郎 on 2025年06月12日(木) 12時03分
バイクはただの移動手段ではない。エンジンの鼓動、風を切る感覚、そして右手ひとつで世界が変わるような高揚感。それは日々の暮らしの中に小さな冒険と自由をもたらしてくれる。今回は試乗したスズキの大小2台のスポーツモデルを比較しながら、それぞれが持つ“体験の質”を見つめてみたい。
◆ジクサーSF250:軽快さがもたらす、気負わない楽しさ
『ジクサーSF250』に跨った瞬間、まず驚かされるのはそのスリムさと足着きの良さ。まるで体の一部になった・・・
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by 佐川健太郎 on 2025年05月29日(木) 12時00分
『ジクサーSF250』は、スズキ独自の249cc油冷単気筒エンジンを軽量コンパクトな車体に搭載した軽快な走りが魅力だ。2020年にデビューした当時は、MotoGPテクノロジーを投入した最新版の油冷エンジンとして話題になったことは記憶に新しい。
水冷エンジンのようにヘッドまわりにオイルを循環させる新方式や、ピストンに特殊コーティングを施すことで低フリクションを実現。高回転パワーと同時に優れた燃費も実現するなど、スズキ独自のハイテクが投入・・・
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by 佐川健太郎 on 2025年05月27日(火) 20時00分
かつての最速マシンは今何を語りかけてくるのか。『Hayabusa(ハヤブサ)』にあらためて試乗してみた。
現行の「Hayabusa」は2021年に登場した3代目である。初代が掲げた「アルティメットスポーツ(究極のスポーツ)」というコンセプトを引き継ぎながら、特に電子制御や快適性を大きく進化させてきた。
エンジンは従来の1339cc直列4気筒をベースにしつつ、扱いやすさと耐久性をさらにアップ。空力性能も一段と高められ、デザインもひと目・・・
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by 佐川健太郎 on 2025年04月05日(土) 17時00分
スズキの人気スポーツバイク、『KATANA(カタナ)』と『GSX-S1000』。同じ1000ccエンジンを搭載し、どちらも優れたパフォーマンスとスタイルを兼ね備えたモデルだが、実際に乗るとどのような違いがあるのだろうか。両車の特徴を比較しながら、それぞれの魅力を探ってみよう。
◆同じエンジンなのに乗り味が異なる
「KATANA」はその名のとおり日本刀をモチーフにした鋭いデザインが特徴。特にフロントのシャープなヘッドライトや力強いキャラ・・・
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by 佐川健太郎 on 2025年04月02日(水) 17時00分
◆名機「K5」の直4エンジンが吠える
アグレッシブな走りで人気のスズキを代表するスポーツネイキッド『GSX-S1000』にあらためて試乗してみた。2025年モデルでは新色となり、メーターが5インチカラーTFTに刷新されている。エッジの効いた前衛的なデザインは今見ても新鮮だ。
まずエンジンが素晴らしい。スーパースポーツ『GSX-R1000』の中でも、とりわけ名機の呼び声高い2005年型「K5」から派生した水冷直4エンジンをストリート用に・・・
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by 佐川健太郎 on 2025年03月26日(水) 12時00分
“KATANA(カタナ)”はその名を聞くだけでライダーの心をワシ掴みにする伝説的なネーミングを持ったバイクだ。
1980年代に登場した初代カタナから約40年を経て、現代の技術とデザインを融合させた新型カタナは、昔からのファンだけでなく新しい世代にとっても魅力的な存在だろう。そこで今回は新型カタナにあらためて乗ってみた印象を率直にお伝えしたい。
◆マッチョ感のあるエンジンと秀逸なハンドリング
まず目を引くのは圧倒的な外観。スズキらしい・・・
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by 佐川健太郎 on 2025年01月28日(火) 20時05分
◆アグレッシブな新カラー、旋回性能高めた足回り
旧き良き時代のトライアンフの伝統を今に伝えるモダンクラシックファミリーの中で最もベーシックなモデルが『スピードツイン900』である。元々は「ストリートツイン」と呼ばれていたが、2023年に今の名称へと変更され、今回2025年モデルとして大幅リニューアルされた。水冷並列2気筒で最高出力65psのスペックも従来どおり。
一方で足まわりは大きく進化した。前後マルゾッキ製サスペンションはフロント・・・
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by 佐川健太郎 on 2024年12月13日(金) 19時30分
ブリヂストンのモーターサイクル用新型タイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T33」がメディア向けに初公開された。今回のT33はずばり“ロングライフ”が最大のウリ。前作のT32の性能を維持しながら耐摩耗性を大幅に向上させているのが特徴だ。ちなみにT32は重量車向けにT32GTを別設定していたが、新型のT33はワンスペックだけで車両重量に関わらず幅広い車種に対応している。
開発を担当したブリヂストンの上野氏は「安心感のあるハ・・・
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by 佐川健太郎 on 2024年12月13日(金) 10時00分
トライアンフの新型『スピードツイン』シリーズのプレス発表会が12月4日に都内で開催された。
冒頭でトライアンフモーターサイクルズジャパン代表の大貫陽介氏から販売状況についての報告があり、2024年11月時点で昨年実績を大きく超える初の4500台超えを達成するなど国内セールスにおける好調ぶりが伝えられた。
続いて今回の目玉である新型『スピードツイン900』『スピードツイン1200』『スピードツイン1200RS』がアンベールされ、同シニ・・・
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by 佐川健太郎 on 2024年12月12日(木) 20時30分
英国伝統のモーターサイクルメーカー、トライアンフの新型『スピードツイン1200/RS』の国際メディア試乗会からレポートする。
初代スピードツインが登場したのは1937年。トライアンフ初の並列2気筒エンジンを搭載した当時世界最速を誇ったスポーツバイクだった。時を経てその名を受け継ぐ現代版スピードツインが2019年に復活。ボンネビルを代表とするモダンクラシック系の中でも最もスポーティなモデルとして人気を博してきた。
そして今回、さらにパ・・・
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令和7年6月12日(木) 東京スバル高島平店にて 午前11:00納車に関...[ 続きを見る ]