
アメリカン・ホンダモーター傘下のホンダパワースポーツ&プロダクツが、ポータブル発電機の安全性をさらに向上させるため、一酸化炭素検知・自動停止システム「CO-MINDER」の強化版を全機種に搭載したと発表した。
エコノミー、デラックス、インダストリアル、スーパークワイエットの各シリーズ全てがCO-MINDER強化版を搭載し、ANSI/PGMA G300-2023安全性能基準に適合している。EU7000iS 49州モデルは2025年9月に発売予定だ。
ホンダのエンジニアは、CO検知センサーを再調整・再プログラムし、発電機周辺で一酸化炭素濃度が600ppmに達した場合、または10分間平均で400ppmを検知した場合に即座に自動停止するよう改良した。
従来のCO-MINDERシステムは800ppmで自動停止していたが、新基準に合わせて600ppmに引き下げることで、より早期の安全対策を実現している。
ホンダは2020年に業界初となる全ポータブル発電機へのCO検知システム搭載を達成。今回の強化により、一酸化炭素中毒による事故防止に向けた取り組みをさらに進めている。
数百万人のアメリカ人が仕事や家庭、レジャー、停電時の非常用電源として発電機に依存している。一酸化炭素は無色無臭の有毒ガスで、屋外でも風通しの悪い場所では生命に危険なレベルまで蓄積する可能性がある。
ホンダのEG、EM、EB、EUシリーズの発電機は、全国のホンダパワー機器販売店および主要小売店で購入できる。



