高速バス『福岡〜長門・萩線(萩・長門おとずれ号)』(写真は西鉄車両)《写真提供 にしてつグループ》

西日本鉄道と防長交通が共同で運行する福岡〜長門・萩線の高速バス運行内容の詳細が決定した。路線名は「萩・長門おとずれ号」で、運行開始日は7月1日からで、1年間の試行運行となる。

予約は6月1日から開始され、乗車日前月の同日より受付可能。予約はハイウェイバスドットコムや九州高速バス予約センター、発車オーライネットや防長高速バス予約センター、その他楽天トラベルやWILLERトラベルなどのサイトでも可能だ。ただし、萩〜長門間のみの予約はできず、空席がある場合に限り乗車できる。

運行便数は博多バスターミナル発2便、萩・明倫センター発2便の計4便(2往復)で全日運行される。博多・天神から長門・萩へ向かう便は途中めかりパーキングエリアで15分間の休憩を取る。逆方向の長門・萩から博多・天神へ向かう便は壇ノ浦パーキングエリアで15分間の休憩を取る。なお、小倉南インターと美祢駅には7月1日以降停車しない。

運賃は大人片道のみで曜日によって異なる。SUNQパスは7月1日から利用できず、グランドパス65やホリデーアクトパスの半額利用、西日本鉄道の株主優待乗車証も利用不可となる。

車両は定員27名で3列シート、トイレを備え、スマートフォン充電用のコンセントまたはUSBポート、Wi-Fiも利用可能。

また、萩への延伸に伴い「そぞろ歩きっぷ」と「ふくの国おとずれきっぷ」の販売は終了する。今回の新路線は地域の観光促進や利便性向上を目指しており、今後の利用状況を踏まえた運行継続が期待される。