
バイク用ヘルメットブランド「アライ」のVAS-V MVシールド専用に設計された曇り止め・調光シート「RunWind」が発売。マイナス20度以下の極寒環境でも視界を確保できる性能を持ち、ライダーの安全性と快適性を高める製品として注目を集めている。
この製品は、全国10名のアライユーザーからのフィードバックと、40年のライダー経験を持つ開発者との共同開発によって誕生した。北海道陸別町での厳しい環境下での実証試験を経て、極寒・雨天・夜間など様々な走行シーンでライダーの視界を確保することを目指す。
「RunWind」の曇り止めシートは、Araiヘルメット独自のブローシャッター構造に適応した設計となっており、スーパースポーツバイクの前傾姿勢でも視界を確保できる。また、調光シートは紫外線に反応して自動的に色調が変わり、トンネルや明るい日差しの急な光変化に対応。目の疲労軽減やUVカット効果も備えている。
業界初となる3分割構造を採用し、ガイド付き設計により初めてでも簡単に装着可能。さらに、購入前にサイズ確認できる貼付け台紙PDFの提供や装着動画の公開など、サポート体制も充実している。
価格は、クリアタイプが2480円(税別)、調光タイプが3180円(税別)。対応モデルは『RX-7X』、『アストロGX』、『XD』(VAS-V MV標準装着)、『ラパイド・ネオ』(VAS-V MVシールドへの変更要)となっている。
開発元のMLSは、2023年8月設立。バイク用品・日用品の企画・開発・販売を手がける企業で、「ユーザー視点での製品開発」をモットーに、日常やツーリングに寄り添うプロダクトを提供している。
「視界の曇りによる事故リスクを少しでも減らすこと」を目指して開発されたこの製品は、多くのライダーから寄せられた「もっと広い視界で使いたい」「Arai専用が欲しい」という声に応える形で実現した。ライダーの快適性と安全性を両立する新たなギアとして、バイク愛好家からの期待が高まっている。







