TKC 80を純正装着したカワサキKLR 600《photo by Continental》

コンチネンタルは二輪向けオフロードタイヤ「TKC 80」が、発売40周年を迎えたと発表した。1985年のデビュー以来、バイク愛好家たちの支持を集め続けてきたこのタイヤは、時代とともに進化を遂げながら、その性能の高さを維持してきた。

TKC 80は、オンロード50%、オフロード50%の性能バランスを持つデュアルスポーツタイヤとして開発。発売当初から、その耐久性と多様な路面での優れたグリップ力が国際的なジャーナリストから高く評価された。

このタイヤは、様々な冒険の舞台で活躍してきた。1994年から1998年にかけて開催された「トランスダヌビアライド」や、俳優のユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンが2004年に行った世界一周ツーリング「ロング・ウェイ・ラウンド」でも使用されている。

40年の間に、バイク自体も大きく進化。TKC 80が登場した1985年当時、BMW『R 80 G/S』は重量200kg、50hp、800ccのエンジンを搭載していた。それに対し現在のBMW『R 1300 GS アドベンチャー』は、重量270kg、145hp、1300ccと、はるかにパワフルになっている。TKC 80も、こうした変化に対応し、タイヤサイズやパフォーマンスを進化させてきた。

カワサキ、BMW、KTM、ハスクバーナ、GASGASといった有名メーカーが、長年にわたりTKC 80を純正タイヤとして採用している事実が、その性能の高さを物語る。

40周年を記念して、コンチネンタルは2025年3月から限定版のアニバーサリーパッケージを発売する予定だ。TKC 80のセットを購入した顧客に、バイク用アクセサリーやエアコンプレッサーなどの特典が提供される。

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