
ヒョンデの高級車ブランド「ジェネシス」は、SUV『GV70』の改良新型を米国で今春発売すると発表した。GV70は、同社の「アスレチック・エレガンス」デザイン哲学を体現し、実用性と洗練さを兼ね備えたモデルとなっている。
現地ベース価格は4万7985ドル(約708万円)からスタートし、外装デザインは大幅に刷新された。特徴的な2連ヘッドランプにはマイクロレンズアレイ技術が採用され、フロントグリルも新デザインとなった。サイドプロファイルは新しい19インチと21インチのホイールオプションで引き締まった印象を与え、リアデザインも排気口を含めて一新されている。
内装の目玉は、メーター類とインフォテインメントシステムを一体化した27インチOLEDディスプレイだ。音声認識制御の強化やOTA更新機能の改善、ジェネシスデジタルキー、スマートキー、テレインモードなど、最新の技術が搭載されている。さらに、バング&オルフセンのサラウンドシステムも選択可能だ。
安全面では、前方衝突回避支援や死角モニター、サラウンドビューモニター、後側方衝突回避支援など、先進的な機能が充実している。
パワートレインは2種類用意され、2.5リットル直列4気筒ターボエンジン(300hp)と3.5リットル V6ツインターボエンジン(375hp)から選択できる。どちらも4輪駆動システムを採用している。
外装色は9色が用意され、新色の「セレスブルー」は火星と木星の間にある準惑星にインスピレーションを得たという。内装は4色のナッパレザーオプションがあり、新たにスポーツオレンジのステッチも選べるようになった。

