出荷停止:トヨタ・ピクシス・エポック《写真提供 トヨタ自動車》

ダイハツ工業が12月20日、不正行為の調査結果を公表した。トヨタ自動車もこの影響を受け、一部車種の出荷停止を決定した。

ダイハツは、第三者委員会からの調査報告を受け、新たに25の試験項目で174個の不正行為があったことを明らかにした。これにはトヨタが販売している22車種・1エンジンが含まれている。

不正の恐れのある車種については、ダイハツが社内で技術検証・実車試験を行い、安全性能・環境性能が法規基準を満たしているかを確認している。

調査の最終段階で、一部車種のエアバッグに関する試験で不正が判明しているが、エアバッグに関する乗員保護性能に問題はないとされている。また『キャスト/ピクシスジョイ』の側面衝突試験における「乗員救出性に関する安全性能(ドアロック解除)」が法規に適合していない可能性も判明、速やかに必要な対応を実施するとする。

その他の事案については、法規が定める性能基準を満たしていることが確認されている。