マクラーレン GTS《photo by McLaren》

マクラーレンオートモーティブは12月19日、新型スーパーカーのマクラーレン『GTS』(McLaren GTS)を欧州で発表した。現行のマクラーレン『GT』の後継モデルになる。

マクラーレンGTSのフロントには、「ハンマーヘッド」と呼ばれる特徴的なスタイリングが、新しいフロントバンパー下部に採用された。この部分には、新形状のワイドなエアインテークが装備され、ラジエーターシステムにより多くの空気を送り込む。リアフェンダーには、グロス仕上げのカーボンファイバー製エアスクープが新たに装備された。リアフェンダーも新設計されており、エンジンにより大きなエアフローを送り込むことを可能にしている。

また、マクラーレンGTSでは、エグゾーストフィニッシャー、ドアミラーカバー、ウィンドウサラウンドをグロスブラック仕上げとし、ステルスなフォルムを追求した。GTSを支えるのは、カーボンファイバー製のモノコックシャシーだ。標準装備のコンポジットルーフにはリサイクルされたカーボンファイバーが使用されている。

マクラーレンGTSのミッドシップに搭載されるM840TE型4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力が635ps/7500rpmに15ps引き上げられた。この新しいエンジンに、7速SSGトランスミッションを組み合わせる。ローンチコントロールが標準装備されており、これを有効にすると、0〜100km/h加速は3.2秒、0〜200km/h加速は8.9秒。最高速は326km/hに到達する。

マクラーレンGTSの車両重量は、1520kgとクラス最軽量という。重量1トンあたり418psというセグメント最高のパワーウェイトレシオを実現した、としている。

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