トヨタ自動車は5月25日、『ハイエース』など3万9000台について、排出ガスが基準値を満たさないおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのはトヨタ『ハイエース』とOEM供給モデルのマツダ『ボンゴ ブローニイバン』のディーゼル車で2021年9月13日〜2022年7月7日に製造された3万9010台。
対象車両は、排出ガス防止装置の尿素SCRシステムにて、尿素水配管のヒータ用配線の加工および固定が不適切なため、走行時の振動等により断線することがある。そのため、警告灯が点灯して、尿素SCRシステムが停止し、排出ガスが基準値を満足しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、ヒータ配線付き尿素水配管を対策品に交換する。
不具合は20件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
なお、交換修理用部品として出荷し、組付けられた可能性がある車両14台と、車両が特定できない部品81個もリコールの対象となる。
トヨタ ハイエースなど3万9000台をリコール…排出ガス防止装置に不具合
2023年05月25日(木) 16時45分
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