少しずつ育てていき、仕上げる…ボルボ XC60 後編[カーオーディオ ニューカマー]

ボルボ『XC60』に乗り換えたのをきっかけにしてカーオーディオに強い興味を持つようになった山本さん。福岡県のエモーションでアドバイスを受けてフロントスピーカー、さらにはサブウーファーまでのシステムを完成させて満足のサウンドを作り上げることになる。

◆サブウーファーを含めたシステムを完成させ
好きな曲を迫力満点に再生することに成功する
静粛性の高いボルボXC60に乗り換えたのをきっかけにしてカーオーディオに目ざめた山本さん。エモーションで相談してフロントスピーカーにESBをチョイスすることになる。さらにカーオーディオでは重要になる低音の増強も実施。ユニットとして用いたのはカロッツェリアのTS-W2530。専用エンクロージャーを備えたサブウーファーユニットで、ボックスの設置次第で振動板を下向きにできるため、ラゲッジの使い勝手をスポイルすること無く充実の低音再生を両立させられるのが魅力のユニットだ。さらにパワーアンプにはヘリックスのM-FOURを2台用いることでフロント3ウェイ+サブウーファーをドライブするシステムを完成させた。

「エモーションからオーディオの取り付けが完成したという知らせを受けてショップに行って最初に聴いたのは大好きなマーラーの5番でした。するとトランペットが高らかに鳴るサウンドがすごく良いんです。オーケストラも迫力十分で音圧的にも十二分。自宅のホームオーディオで同じ曲を聴いている感覚にほぼ近い音が体感できました。音のひとつひとつが明瞭に聴き取れる感覚も素晴らしかったです。これはすごく良い出来映えだと思って満足でした」

◆ファーストインプレッションで満点の出来映え
さらにエージングで音の柔らかさも加え進化中
愛車のボルボが元々静粛性も高く車内で音楽を聴く環境としては良好なクルマだったこともあって、オーディオの進化で一層の満足度を得た山本さん。オーディオシステムによる音の進化の素晴らしさにしばらくは満足していた。さらにオーナーを驚かせたのは日を追うごとにエージングで音が変わっていく感覚だったという。

「毎日聴いていると少しずつ音が変わっていくんです。徐々に音が柔らかくなっていくのが聴いていてわかるんです。最初に聴いたときから良い音だと感じていたのですが、エージングが進むとさらに良い音になっていくのを実感しました」

最初に音を聴いた時点でエモーションに任せたシステムや取り付け、調整は“正解”だったと思った山本さん。さらにエージングが進むにつれてその満足感はますます大きく強くなっていったという。

「3カ月ぐらいしたら一度来店して再調整しましょうと言われているのですが、間もなくショップに行く予定にしています。ここまでの音の変化が十分楽しかったのですが、さらに再調整を加えるとどのように音が変化するのかすごく楽しみにしています」

オーディオは完成したら終わりでは無く、少しずつ育てていき、さらに自分好みの音へと仕上げていく作業も楽しめることをあらためて知らされたエピソードだった。

◆出かけるときにはクルマで高音質を楽しむ
高音質な移動空間を味わうスタイルを満喫中
「自宅は郊外にあるので買い物などで市街地に出るのにクルマで少し走ることになります。その時も他にもクルマはあるのですが、ついついボルボに乗って出かけたくなります。理由はもちろん音の良さです。ボルボのオーディオが完成してからは、クルマに乗っているときには常に良い音を聴きたいと思うようになったのです。以前はどちらかというとクルマは移動の手段だったんですが、今でも音楽を聴くための環境になっています。ここまで音が良くなると走行中もまったく退屈しなくなりました。田舎道は単調な道路が多いのでなおさら良い音で音楽の楽しさが強調されるのです」

奥さまは野菜を生産して農協に出荷しているのだが、以前は出荷には奥さま用のクルマであるコンパクトカーを使っていたが、今では野菜の出荷作業にまでボルボXC60を使っているとか。

「野菜の出荷も含めて、ちょっとしたクルマの移動時間も音楽を楽しんでいたいと思うようになったんです。それほどこのクルマの音が気に入っています。今後は野菜を作っているビニールハウスの中にもオーディオを導入しようと考えているほど、常に良い音の音楽に囲まれていたくなりました」

カーオーディオへの興味が日に日に強くなっていく山本さん、再生する音源の面ではこれまではCDがメインだったが、最近ではハイレゾ音源にも興味がわいてきたとか。その他にもシステムアップに関しても色々検討中だとか、より高音質化するためには何をすれば良いのかも含めて、カーオーディオのステップアップをお楽しみ中だ。クルマの乗り換えをきっかけにした山本さんのカーオーディオのシステムアップ、想像を超える高音質化に満足して、すっかり音楽中心のカーライフを楽しんでいる。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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