徳間書店は、羽田空港に保管されていた約1万点の秘蔵写真から約800点を選定した、羽田空港の写真集『羽田空港アーカイブ 1931-2023』を5月1日に発売した。羽田空港の移り変わりが写真でつづられた一冊だ。
タイトル：『羽田空港アーカイブ 1931-2023』
著者：徳間書店（編集）、羽田航空宇宙科学館推進会議（監修）
定価：3850円（税込）
判型：A4判
ページ数：240ページ
ISBN：978-4-19-865611-9
1931年8月25日開港の日本の空を代表する空港である羽田空港。首都東京の空の玄関口としてだけでなく、海外と日本をつなぐ場所として、歴史的な舞台となってきた。
誰もが知る歴史的シーン、空港拡張やターミナルビル建設の裏側、そしてニュースとは関係のない普通の１日……。本書は羽田空港のアーカイブから新たに見つかった数万枚の記録写真から、その歴史をたどる約800枚の写真を収録した。
掲載写真の多くは、かつてあった羽田空港旅客ターミナルの運営会社の写真部が広報誌、パンフレットやしおりなどの制作、羽田空港の見学ツアーなどの記念撮影サービスで撮りためていた写真だという。掲載写真の多くが初公開となる。
空港で働くクルマには1章を割いている。旅客機の運航には、機体を牽引するトーイングタグ車、燃料を積み込むサービサーといった、数多くの支援車両が欠かせない。本書では、1960年代から1970年代にかけて、羽田空港で活躍した働く車を見ることができる。またこの章に限らず、車を狙って撮影した写真でなくとも、写り込んだ車はそのまま歴史の記録になる。
目次……●PART1 羽田空港アーカイブ「あの時の羽田空港」●SCENE1 ターミナル建設●SCENE2 ターミナル外観と周辺の移ろい●SCENE3 ターミナルの内観と店舗、イベント●SCENE4 管制と運航、羽田空港を支える裏方●SCENE5 羽田に降り立ったVIP＆有名人●SCENE6 羽田空港を彩った名機●SCENE7 羽田空港で働くクルマたち●SCENE8 世界のエアラインと客室乗務員●PART2 羽田空港HISTORY年表●PART3 秘蔵・羽田空港資料集
特別収録として、昭和30年発行の「東京国際空港」パンフレットやガイド、リーフレットを全ページ掲載。ターミナルビルオープン直後の空港の模様や当時の羽田空港の見学券、ポストカード、しおりなども掲載する。
