
京急グループの京浜急行バスは、ビーワイディー(BYD)ジャパンの小型電気バス(EVバス)を2台導入し、3月31日から運行する。
BYDの小型電気バスは、日本自動車工業会が自主規制で禁止している環境汚染物質の六価クロムを部品に使用していることが判明し、一部バス事業者が運行を取り止めている。京急バスでは、今回導入する小型EVバス「J6」では該当部品を交換して導入する。
京急バスではこれまでも、ハイブリッドバスや燃料電池バスを導入するなど、環境負荷の低い車両の導入を進めてきた。今回導入する小型EVバスは、走行中の二酸化炭素や大気汚染物質の排出がゼロで、騒音、振動も抑えられる。
運行路線は、上大岡駅(横浜市)から東側の住宅地区を循環する「上7系統 岡村・泉谷循環線」を運行する。小型EVバスの導入では、ディーゼルバスで運行するよりもCO2の排出を年間約60トン削減できる見込み。
横浜市内で電気バスとして製造された車両の本格運用は初の取り組みとなる。
また、今回導入するバスには、京急バス社員が考案した電気バス用シンボルマークとロゴを車体にデザインした。京急バスの路線バスのカラーに、側面に電気バスの充電コードをイメージしたラインを緑色で表現した。車内座席シートにも葉っぱのデザインで緑色を入れ、車両内外で環境にやさしいバスを連想させるデザインを目指した。





