キャラバン幼児通園専用車《写真提供 日産自動車》

日産自動車は、安全な幼児送迎をサポートする、後付けタイプの「車内置き去り防止支援システム」を6月より順次発売し、『シビリアン』『キャラバン』向けに設置を開始すると発表した。

車内置き去り防止支援システムは、エンジン停止後、音声案内で車内に残った人員の確認を促し、確認が実施されない等でスイッチが押されなかった場合、車外へ警報を発する「降車時確認式」の装置だ。

エンジン停止後、車内の確認を促す音声案内を開始。乗務員が車内に幼児などがいないかを確認後、車両最後部に設置したリセットスイッチを押すことで、音声案内が停止する。音声案内開始から一定時間経過してもリセットスイッチが押されない場合、ホーンの吹鳴とハザードランプが点滅する。

また、取り残された幼児が自ら助けを求める場合、車内に設置したSOSスイッチを押すことで、ホーンの吹鳴とハザードランプが点滅。集中ドアロック付車は、SOSスイッチを押すと連動してドアロックが解除する。

対象車種はシビリアン(幼児通園専用車・2003年4月〜)およびキャラバン(幼児通園専用車・2005年4月〜)。車両へのシステム取り付けは各販売会社にて行い、価格は取り付け工賃を含め補助金の範囲内を予定している。

シビリアン幼児車《写真提供 日産自動車》 リセットスイッチ イメージ《写真提供 日産自動車》 設置イメージ《図版提供 日産自動車》