レンジャー XP1000TR《写真提供:ホワイトハウス》

ホワイトハウスグループは、街乗りできる公道仕様の本格派バギー、レンジャー『XP1000TR』量産モデルの販売を開始した。

レンジャーは、スノーモービルやATVなどで米国トップシェアを誇るポラリス社のメインブランド。日本国内でも多くのレジャー施設が導入しているほか、あらゆる地形を走破できることから、2020年4月には東京消防庁即応対処部隊が全地形活動車として納入。2021年7月の熱海市伊豆山土石流災害ではいち早く現地に駆け付け、急勾配や瓦礫、ぬかるんだ道等で自在に走れる緊急消防援助隊として活躍した。

量産モデルには最新の999cc 2気筒プロスターエンジンモデルを採用。低照度下での性能を向上させるためのLEDヘッドライト、電子制御エンジンブレーキ、下り坂の走行を支援するヒルディセントコントロールシステムを搭載する。また、オンデマンド式のAWD全輪駆動システムを搭載。4輪のうちどれか1輪でもトラクションがあれば走行を続けることができ、常に変化するトラクション位置の駆動輪へ確実にパワーを伝える。

足回りでは280mmものサスペンションストロークを備え、スムーズでありながら、さらにワンランク上の快適性を実現。このほか、調整可能なドライバーズシート、パワーステアリング、プレミアムチルトステアリングホイールなど快適装備も充実している。

拡張性も高く、深雪エリアや泥濘冠水路を走破するための4輪クローラーシステムや、道路啓開のためのスノープラウ(除雪/排土板)システムなどをオプションとして用意。あらゆる地形を走破できる。

レンジャー XP1000TRは全長3050×全幅1580×全高1960mm、ホイールベースは2060mm。乗車定員は2名。価格は655万4130円。なお運転には大型特殊自動車免許が必要となる。

レンジャー XP1000TR《写真提供:ホワイトハウス》 東京消防庁に納品されたRANGER《写真提供:ホワイトハウス》