高画質・大画面が進化! パナソニック ストラーダ F1X登場《写真撮影 雪岡直樹》

フローティング構造の採用で、多くの車種に大画面の設置を可能にしたパナソニック ストラーダに最新モデルとなるF1X(CN-F1X10BGD)が登場、さらに魅力満載のカーナビとなった。

◆際立つ高画質の有機ELディスプレイ
490車種以上に装着出来る10V型大画面ナビ
ダッシュパネルのDINスペース(カーナビの取り付けスペース)からディスプレイを前面に浮き上がらせて設置するフローティング構造を採用しているのがストラーダF1Xの大きな特徴のひとつだ。そのためDINスペース周辺のパネルに影響されること無く、大型ディスプレイの搭載が可能になったのだ。実際に最新モデルのF1Xは10V型を採用し、画面の見やすさや操作しやすさは抜群。設置可能な車種は現時点(2022年10月現在)で490車種以上にのぼり、ほとんどの車種に取り付けられると言っても過言では無いだろう。大画面を愛車に取り付けるという目的があるならば大注目のモデルだ。

そんなF1Xの10V型ディスプレイは映像の美しさでも魅力的だ。コントラストが高く色再現性にも優れている有機ELディスプレイを採用しているため映像の美しさが際立つ。ブルーレイや地デジなどの映像はもちろん、地図画面やカメラ、ドラレコなども含めて高精細HD画質の映像を楽しめる。ぱっと見ただけでその美しさが確認できるF1Xの有機ELディスプレイ、この高画質はコクピットまわりの質感さえも上げてしまう。

◆ブルーレイの美しい映像を楽しめる唯一機種
今度は自宅のHDDレコーダーをWi-Fi経由で接続可能!
映像の美しさを最大限にいかしたエンタメ機能を大きなうりにしているF1Xだが、まずは注目したいのがブルーレイディスクの再生(CN-F1X10BGD)だ。自宅のレコーダーで録りためたドラマなどをブルーレイで持ち出してHD画質の美しい映像で楽しめるのがF1Xの特徴。有機ELディスプレイの高画質はブルーレイの録画映像なら余すところなく楽しめ美しい映像が一層際立つ。

さらに最新モデルに新たに搭載された「レコーダーリンク」と呼ばれる機能にも注目したい。スマホに専用アプリをインストールして対応するレコーダーを登録すれば、スマホを経由(スマホのテザリングを利用)してF1Xの画面で自宅のレコーダーの映像を視聴することができるのだ(F1XとスマホはWi-Fiまたはブルートゥースで接続)。これなら録画した映像をいちいちメディアに書き出してクルマに持ち込む必要が無いので映像の視聴は簡単&シンプルになる。

「レコーダーリンク」のもうひとつの便利な利用方法がリアルタイムな放送の視聴だ。「レコーダーリンク」を利用すればレコーダー内蔵のチューナーを使って放送中の映像を楽しむことをも可能なのだ(リモート視聴)。これなら出先でも自宅でしか見られない地域限定の放送が楽しめたり、地デジやBS/CSをリモートで楽しむことだってできる。カーナビ単独では見られなかったさまざまな放送をリアルタイムで、なおかつどこでも楽しめるのが大きな魅力だ。

映像に加えてオーディオの面でもこのモデルは注目の性能を備えている。ハイレゾ再生(192kHz/24bit・FLAC、WAV型式)にも対応しCD等の音源もハイレゾ相当にアップサンプリングして内部処理するためより高音質な音楽再生が楽しめるのが魅力だ。オーディオ回路にはオーディオ専用機でも用いられる高音質パーツを採用しているのも特徴。同シリーズが長年熟成を重ねるサウンドチューニング機能である「音の匠」も音場の最適化などが体感できる。

カーナビの基本機能である道案内の面でもF1Xは優れた点が数多く備わっている。そのひとつが高速レスポンスIIだ。高速CPUを搭載して操作スピードをスピードアップ。サクサクと動く地図画面でナビ操作はいたってスマート。タッチ操作によるドラッグや画面の回転など、多彩な操作が可能なフィーリングはスマホに慣れたユーザーにもわかりやすくストレスを感じることもないだろう。

さらに最新モデルでは案内画面も進化。次に曲がる交差点をよりわかりやすくするために、案内地点よりも2つ前の交差点までのレーン情報を画面に表示する。そのため事前にレーンチェンジをして案内地点に備えることができるので安心感が高い。次にやって来る分岐点の転回方向、分岐点までの距離といった情報表示も追加。事前に詳細な情報が表示されるため曲がる場所を逃して通り過ぎてしまうことを防ぐ工夫となっている。細かな部分の熟成によって道案内のレベルは非常に高くなっている、スマホナビとは次元の異なる快適なナビゲーションを体感してみよう。

◆地図更新は“利用開始してから”3年間無料更新が出来る!
もうひとつナビ機能で注目したいのが地図更新のタイミングだろう。地図の無料更新が最大3年間付いているのだが、従来は利用開始時期にかかわらず、あらかじめ設定された無料更新の終了日は同じだった。しかし、新モデルでは利用開始日(ACCオン後の一定の走行距離などいくつかの利用開始の判定基準が設けられている)に合わせて無料更新の終了日が延びる仕組みに変更されている。つまりユーザーごとに異なる利用期間に合わせてフルに3年間の地図更新が利用出来るようになったのでムダがなくなった。

大画面カーナビを幅広い車種に取り付け可能なストラーダF1X。有機ELディスプレイによる美しい映像やブルーレイ再生、レコーダーリンクといった映像系のエンタメ機能の充実ぶりは目を見張るモデルとなった。加えてナビの基本機能でも使い勝手が良く、わかりやすく扱いやすさが際立つモデルへと進化している。ユーザーが考えるカーナビの選択理由を網羅した新型F1Xに注目しよう。

ナビ画面の色彩は美しく、設定ルートが非常に分かりやすい《写真撮影 雪岡直樹》 高速道路標示は先3ヶ所まで表示される《写真撮影 雪岡直樹》 薄型大画面のパナソニック ストラーダ F1《写真撮影 雪岡直樹》 一目で分かりやすいメニュー画面《写真撮影 雪岡直樹》 新機能であるレコーダーリンク画面《写真撮影 雪岡直樹》 新機能であるレコーダーリンク画面《写真撮影 雪岡直樹》 新機能であるレコーダーリンク画面《写真撮影 雪岡直樹》 新機能であるレコーダーリンク画面《写真撮影 雪岡直樹》 自宅レコーダーのチューナーを経由して住居地のテレビを視聴することが出来る《写真撮影 雪岡直樹》 オーディオソース一覧《写真撮影 雪岡直樹》 有機ELディスプレイでの映像は一線を画す《写真撮影 雪岡直樹》 有機ELディスプレイでの映像は一線を画す《写真撮影 雪岡直樹》 検索すると5ルートを素早く表示してくれる《写真撮影 雪岡直樹》 地図表示はカスタマイズ可能で自分好みの表示に変更可能《写真撮影 雪岡直樹》 搭載されていたのは流行の軽キャンピングカーであった《写真撮影 雪岡直樹》 一般道での表示は先の先まで方向を表示してくれるので予測が非常にしやすい《写真撮影 雪岡直樹》 ルート設定時の検索条件を自分に合った設定に変更可能《写真撮影 雪岡直樹》 モニター部の奥にディスクやSDカードを挿入部分がある《写真撮影 雪岡直樹》 モニター部の奥にディスクやSDカードを挿入部分がある《写真撮影 雪岡直樹》