大型バスにしか見えない1995/1996 WINNEBAGO VECTRA 34ft スライドアウト。《写真撮影 関口敬文》

10月29〜30日にお台場特設会場(青海第二臨時駐車場)で開催されている『お台場キャンピングカーフェア2022』。ロータスRV販売のブースに、ひときわ目立つ大型車両を発見。まるで大型バスのような『1995/1996 WINNEBAGO VECTRA 34ft スライドアウト』モデルだ。

ベース車両はシボレーとのことで、7430ccのガソリンエンジンを搭載している。アメリカからの輸入車で、走行距離は7万9000マイル(約12万7000km)の中古車。全長は10mを超え、全幅も244mmとかなりワイド。特徴的なのが、スライドアウトと呼ばれる車体中央部が外側にスライドすることで、車内を拡張できる仕組み。車内はかなり豪華な仕様となっており、床はカーペットが敷かれ、ソファーも一般家庭にあっておかしくないような豪華なものが設置されていた。


◆普通車免許があれば運転できる!?
説明担当者よると、これだけ大型でありながら、普通自動車第一種運転免許があれば運転できる8ナンバー車両だという。しかもこの車両はAT車なので、AT限定免許でもよい。全長が10mを超えるため、それなりに運転技術がないと運転できるとは思えないが、法規上は普通自動車運転免許証があれば運転できるというのが驚きだ。

価格は660万円とトイレ、シャワー、ベッドなどが付いたこの豪華仕様を考えれば格安かもしれないが、たいていの人は駐車場の問題に直面するだろう。そんな人のためにロータスRV販売はモーターホームパーキングサービスを提供している。これはキャンピングカーを安全に保管できる専用駐車場を完備し、月極で駐車できるサービス。車種に合わせてさまざまなサイズの駐車スペースがあり、最長11mの車両まで対応している。所在登録もできるので車庫証明を取ることができる。つまり自宅近くに保管場所がなく、キャンピングカーを購入できないという方にも、憧れの大型車両を手に入れる夢がぐっと近づくことになる。実際の利用者は、モーターホームパーキングサービスまで普通乗用車で乗り付け、駐めている大型キャンピングカーに乗り換えてお出かけするといった楽しみ方をしているとのこと。

スライドアウト機構により、車体左側が外側に張り出し、車内スペースが拡大する仕組み。《写真撮影 関口敬文》 ディーゼルエンジンではなく、ガソリンエンジンとのこと。排気量は7430cc!《写真撮影 関口敬文》 全長は10mを超える。《写真撮影 関口敬文》 車内は豪華なソファーなどが鎮座。床はカーペットが敷かれている。《写真撮影 関口敬文》 ほぼ1m近くスライドしている《写真撮影 関口敬文》 車体後部にはシャワー室や大型のベッドが備え付けられているとのこと。《写真撮影 関口敬文》 ロータスRV販売株式会社のブース。《写真撮影 関口敬文》