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警察庁がまとめた2021年中の「少年の補導及び保護の概況」によると、暴走族人員は5838人で、前年から124人増えた(9月16日発表)。

暴走族の人員は減少傾向が続いていたがここにきて増加した。グループ加入者は69人増えて954人、未加入者が55人増の4884人だった。グループ数は7グループ減って124グループだった。グループで組織化するのではなく、SNSなどを活用して緩やかにつながるケースが増えていると見られる。

暴走族のうち、少年は36人減って2593人となり、少年割合は44.4%と、前年から1.6ポイントダウンした。成人は153人増えて3231人だった。

また、2021年の暴走族少年の検挙人員の総数は187人で、前年から7人増加した。暴走族少年の検挙人数が増加したのは3年ぶりだが、3年連続で200人割れだった。2013年は694人だった。

犯罪の種類では傷害が67人、暴行が10人、恐喝が14人、強盗が11人など。窃盗は48人でこのうち、乗り物盗が27人。内訳は自動車盗が1人、オートバイ盗が25人。