BMW M4 CSL《写真提供 ビー・エム・ダブリュー》

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、全世界1000台限定のBMW M最速モデル『M4 CSL』の注文の受付をオンラインストア限定で9月26日午後11時59分まで実施する。

価格は2196万円。日本国内は25台限定の導入となり、注文数が上回った場合には抽選により、10月初旬までに当選者を決定。納車開始は本年第4四半期以降を予定している。

BMW M社が開発する高性能マシン、Mモデルには2つのカテゴリーがある。1つはサーキットでの走行を可能としたMハイパフォーマンスモデル、もう1つはサーキットで培われた技術をフィードバックし、走行性能を高めたMパフォーマンスモデル。今回発売するM4 CSLはMハイパフォーマンスモデルに位置付けられる。

BMW M4はクーペモデル特有の流れるような美しいルーフラインを持ちながら、サーキットでの圧倒的な走行性能を持つハイパフォーマンスモデルだ。M4 CSLはこのM4(コンペティション・RWDモデル)をベースに約100kgの軽量化と40psの出力向上。ニュルブルクリンク北コースにて7分20秒207のラップタイムを実現したBMW量産車最速モデルとなる。なおCSLの名は「Competition」「Sport」「Lightweight」の頭文字から付けられている。

パワーユニットはM4搭載の3.0リットル6気筒エンジンをベースに1.7barから2.1barへブーストアップ。最高出力はベースモデル比40ps増の550psにパワーアップし、軽量化により0-100km/h加速は3.7秒を実現している。

シャシーはボールジョイントを4か所増の14か所とし、路面追従性、キャンバー強度、ダンパーのレスポンスを向上。さらに専用サスペンション&スタビライザー、レッドハイグロスのMカーボンセラミックブレーキを標準装備し、サーキットにおける究極のドライビング性能を発揮する。

エクステリアは、ボンネット、トランクリッド、キドニーグリル、エアインレット、ドアミラーキャップ、ディフューザー等にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用。軽量化を図るとともに、存在感ある外観を実現している。灯火類はイエローのデイライトを備えたレーザーライト、レーザーテクノロジーを採用したリアコンビネーションランプを装備。トランクリッド等のモデルバッチは、ブラックをベースにレッドアクセントを利かせることで特別感を演出している。

インテリアでは、レーシングシーンを彷彿とさせるデザインが印象的。センターマーク付きのMアルカンターラステアリング、Mカーボンファイバートリム、専用CFRP製センターコンソール等を採用している。シートは極限まで軽量化を図ったMカーボンフルバケットシートを採用。レースシーンでの使用を考慮し、6点式シートベルトに対応し、ヘルメット使用時でもヘッドレストが邪魔にならないよう工夫が施されている。また、軽量化のためリアシートはなく、替わりにヘルメット等の収納スペースとしている。

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