認証試験で不正が発覚した日野デュトロ《写真提供 日野自動車》

日野自動車は8月30日、小型トラック用エンジンの認証業務をトヨタ自動車に協力を依頼すると発表した。

日野はトラック・バスのエンジン認証試験で不正を行っていたことが発覚し、原因究明と再発防止策を策定した後、小型トラックでも不正があったことが分かった。現在、国内市場向けのほぼすべてのトラック・バスの出荷を停止している。

これを受けて「信頼回復プロジェクト」を発足、マネジメント層と中堅層による社長直轄チームが中心となって再発防止策を徹底する。

この中で、製品の品質への信頼性を確保し、顧客から安心してもらうため、小型トラック用エンジンに関する認証業務については、親会社で、小型トラックをOEM(相手先ブランドによる生産)供給しているトヨタに協力を依頼するなど、トヨタとの連携強化を相談するとしている。