アウディが2026年からのF1参戦を発表。《Photo by Audi》

F1は8月26〜28日の第14戦ベルギーGPから今季後半戦に突入、そこでアウディが2026年シーズンからの参戦を正式発表した。提携するチームについては今年の年末までに発表する予定だという。

F1は2026年シーズンから新たなパワーユニット規定に移行する予定であり、その方向性に共鳴したアウディが同シーズンからの参戦を企図していることは既に“正式発表待ち”という段階の情報だった(同じフォルクスワーゲン・グループのポルシェも、2026年シーズン以降のF1でレッドブルと共闘することが既定路線とされる)。

今回の発表内容では、アウディはドイツ・ノイブルクのAudi Sportの施設を拠点としてF1用パワーユニットを開発・製造するということだが、「どのチームと提携して2026年からF1に参戦するのかは(2022年の)年末までに発表する予定」となっている(今回発表の車体は“ショーカー”)。

アウディの提携先チームとして国内外のモータースポーツ専門サイト等で有力視されているのが、現在はアルフォロメオの名でF1に参戦している「ザウバー」だ(現在の搭載パワーユニットはフェラーリ製)。ザウバーとアルファロメオの結び付きが2023年限りで終了することも今般(アウディの発表とは関係なく)明らかにされた。ザウバーが将来アウディと提携する可能性が現実味を増してきた、と見るのは現状、妥当なところだろう。

なお、アウディはF1参戦発表にあわせて、ルマン24時間レースの総合優勝を狙えるLMDh規定マシンのプロジェクトに関しては中止を決定したと発表。ダカールラリー参戦と、GTレースなどのカスタマーレーシング活動は継続していくとのことである。

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