スズキ スイフト (インド仕様)《写真提供 スズキ》

スズキは8月5日、2022年4〜6月期(第1四半期)の連結決算を発表。売上構成変化等の改善、インド等での販売増加、為替影響等により増収増益となった。

売上高は前年同期比25.8%増の1兆0634億円となり、すべての四半期で過去最高となった。国内売上高は減産影響により同2.4%減の2664億円となったが、海外売上高は値上げを含む売上構成変化等の改善、インド等での販売増加、為替影響等により、同39.2%増の7970億円となった。

営業利益は原材料価格高騰の影響を増収効果等によりカバーし、同36.8%増の745億円。経常利益は金融収支の減少等により同19.0%減の898億円となった。四半期純利益は583億円。旧豊川工場跡地売却益を計上した前年同期に比べ31.2%減少した。

四輪車事業は、売上構成変化等の改善、インド等での販売増加、および為替影響等により、売上高は同23.9%増の9401億円。営業利益は原材料価格高騰の影響を増収効果等によりカバーし、同34.2%増の564億円となった。

二輪事業は昨年投入した『ハヤブサ』に加えて新型『GSX-S1000GT』などの大型車の販売がグローバルで好調だったほか、インドや北米等での卸販売増加、および為替影響等により、売上高は同50.1%増の863億円。営業利益は同87.3%増の83億円となった。

マリン事業は、北米での船外機販売が堅調に推移していることや為替影響等により、売上高は同31.9%増の343億円、営業利益は同36.6%増の92億円。売上高、営業利益ともすべての四半期で過去最高となった。

通期業績予想については、売上高3兆9000億円(前期比9.3%増)、営業利益1950億円(同1.8%増)、経常利益2200億円(同16.3%減)、純利益1350億円(同15.8%減)とした前回予想を据え置いた。

スズキ セレリオ(インド仕様)《写真提供 スズキ》 スズキ ハヤブサ《写真提供 スズキ》