てきと〜な鉄道展《写真撮影 関口敬文》

2022年8月6日から11月27日まで、横浜の複合型エンタテイメント施設「アソビル」2階のYOKOHAMA COASTにて、てきと〜なテーマパーク『てきと〜な鉄道展』が開催される。
『てきと〜な鉄道展』は、『うんこミュージアム』を仕掛けた企画プロデュースチーム『株式会社たのしいミュージアム』が、『“いいかげん”を楽しんで欲しい』と企画したテーマパーク。真面目すぎるでもなく、かといって中途半端に投げ出すのでもなく、「てきと〜でもいいんだ」とほんの少し肩の力の抜き方を掴んでもらいたいという想いが込められている。

会場内へは駅さながらだけど、ちょっぴり「てきと〜」なデザインが施された改札を通り入場する。そして来場者は、全長42.5mにもなる「てきと〜線」というぐにゃぐにゃの車両から、「てきと〜中央駅」、「エキベン・タウン駅」、「メチャコミ・スクエア駅」、「てつど〜ぶつパーク駅」、「ゲーム・ステーション駅」という5つの「てきと〜」で楽しい駅(エリア)を各々下車しながら、体験型テーマパークを楽しむ。

会場の出口にはグッズ販売コーナーもあるので、のぞいてみてはいかがだろう。

◆「これくらいでもまあいいか」とゆるさを受け入れられるような空間体験を提供
開幕前日に行われたプレス内覧会では、制作委員会実行委員長の佐藤永武氏と、制作プロデューサーの香田遼平氏への囲み取材も行われた。

佐藤氏は、「鉄道というテーマはすべての世代の方にとって、ものすごく親しみのある存在だと思っている。そのため幅広い世代の方に楽しんでいただけるようなコンテンツになっていると自負している。なかでも、とくに小さいお子様を連れのファミリー層だったり、10〜20代の若い方々を中心に楽しんでいただけるんじゃないかなと考えている。このご時世はちょっと窮屈さがある中でみんな頑張って生活している。ただそんな中でも、少し肩の力を抜いて「これくらいでもまあいいか」とゆるさを受け入れられるような、そういった空間体験を提供してあげたいと思って企画した」と語った。

香田氏は、「てきと〜になろうといっても、どうやったらてきと〜になれるかは人それぞれ。でも今回の企画では、てきと〜のしきい値を下げるということについて取り組んだ。現実には人に「てきと〜になっていいよ」って言っても、突然なれるわけではない。たとえば、イラストを描いたり自分の手を使って何かを作った際に、完成度が低かった場合、ほかの人の作品の完成度も低いと、「作るって言ってもこれぐらいでいいんだ」って、自分の中での完成度のしきい値を下げられる。こういった経験があれば、普段の生き様でも頑張りすぎるでもなく、諦めるのでもないという、ちょうどよい適当さを身につけられるのではないかと考えた。ここではそのてきと〜さ加減を知ってもらいたいし、人それぞれその楽しみ方を見つけてもらえたらいいなと思っている」と述べた。

入場チケットは切符なのに、四角形ではなくてきと〜な形になっている。《写真撮影 関口敬文》 会場入口に設置されたシンプルな改札口。シンプルというよりてきと〜な改札口かもしれない。《写真撮影 関口敬文》 大きなスクリーンには、電車が到着し出発する様子が投影される。《写真撮影 関口敬文》 フォトスポット。《写真撮影 関口敬文》 発車時刻掲示パネルはあるが、全線遅延している。《写真撮影 関口敬文》 電車をデザインできるブース。《写真撮影 関口敬文》 紙に色を塗って電車を完成させる。《写真撮影 関口敬文》 色を塗った電車はスキャナーで読み込まれる。《写真撮影 関口敬文》 投影スクリーンに描いた電車が登場する。《写真撮影 関口敬文》 5つのエリアに分かれている。《写真撮影 関口敬文》 電車内には広告があるが、てきと〜でいい加減な広告ばかり。《写真撮影 関口敬文》 バイトなのに、行けたら行くわだとシフトがメチャクチャになってしまう!?《写真撮影 関口敬文》 メチャコミ・スクエアだけに、人が多い(書き割りだが)。《写真撮影 関口敬文》 この書き割りの人たちには自由に落書きが可能。《写真撮影 関口敬文》 実際にあった忘れ物を展示した電車内。《写真撮影 関口敬文》 実際に忘れやすいものもあるが、意外なものもたくさん展示されている。《写真撮影 関口敬文》 駅弁制作コーナー。《写真撮影 関口敬文》 からっぽの弁当箱のイラストに、スタンプを押して弁当を作る。《写真撮影 関口敬文》 食品サンプルが置かれている。《写真撮影 関口敬文》 食品サンプルの裏はスタンプになっている。《写真撮影 関口敬文》 からっぽの弁当箱のイラストに押せば、弁当のおかずを詰め込んだようになる。《写真撮影 関口敬文》 子供たちが遊べるプレイパーク。《写真撮影 関口敬文》 キャラクターも設定されていた。《写真撮影 関口敬文》 ボールプールも完備。《写真撮影 関口敬文》 電車のブロックを積み上げて遊べるコーナー。《写真撮影 関口敬文》 吊り革を模した輪投げコーナー。《写真撮影 関口敬文》 レトロゲーっぽいテレビゲームもある。《写真撮影 関口敬文》 全身を使ってポーズを付けて楽しむゲームもあった。《写真撮影 関口敬文》 撮影したポーズはゲームのオブジェクトとなって積みゲーとして遊べる。電車内にたくさん詰め込もうというてきと〜なルール。《写真撮影 関口敬文》 物販コーナーでは、キャラクターTシャツや、キーホルダー、ボールペンなどが用意されている。《写真撮影 関口敬文》 左が制作委員会実行委員長の佐藤永武氏、右が制作プロデューサーの香田遼平氏。《写真撮影 関口敬文》