ルノー・クリオ《photo by Renault》

ルノーグループ(Renault Group)は7月28日、日産自動車の業績が、ルノーグループの2022年第2四半期(4〜6月)の純利益にプラスの効果を与えるとの見通しを発表した。

これは、日産自動車が7月28日に発表した2022年4〜6月期の連結決算の結果を受けたもの。日産の発表によると、2022年4〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比6.4%増の2兆1373億円、営業利益が同14.2%減の649億円、経常利益は同15.2%増の1040億円、純利益が同58.9%減の471億円だった。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大を受けた中国上海でのロックダウンや、半導体の供給不足によって、生産台数が落ち込んだ。さらに、素材価格や物流費の上昇なども要因となり、収益を圧迫した。そんな中、主要車種の1台当たりの売上高を向上させたことや、コスト削減、円安の効果も手伝って、売上高や経常利益を増加させている。

なお、ルノーグループは、日産自動車の業績がルノーグループの2022年第2四半期の純利益に与えるプラスの効果について、2億7600万ユーロ(約375億円)と見込んでいる。

アルピーヌA110エテルニテ(コンセプト)《photo by Alpine》 ダチア・スプリング《photo by Dacia》 ルノーグループ本社《photo by Renault》 日産グローバル本社(横浜市)《Photo by Tomohiro Ohsumi/ゲッティイメージズ》