ベントレーの主要モデル《Photo by Bentley 》

ベントレー(Bentley)は7月29日、2022年上半期(1〜6月)の決算を発表した。営業利益は過去最高となっている。

同社の発表によると、上半期の売上高は17億0700万ユーロ(約2313億円)だった。前年同期の13億0200万ユーロに対して、29%の増収を達成する。また、2022年上半期の営業利益は、創業103年の歴史で過去最高の3億9800万ユーロ(約540億円)だった。前年同期の1億7800万ユーロに対して、およそ2.2倍の増益となっている。

大幅な増益となった要因は、自動車1台あたりの収益が、前年同期の18万6000ユーロから、今期は21万3000ユーロに増加したため。これは、主に高額なパーソナライズオプションを選択する顧客が増えたためという。

上半期の売上高利益率は23.3%と、前年同期の13.4%から大きく上昇した。現在、ベントレーほど20〜25万ユーロ以上の新車を販売しているラグジュアリーブランドはないという。

ベントレーのエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは、「世界的な経済の不安定さが続いているにもかかわらず、ベントレーは財務面での一貫性を示した」と述べている。

ベントレーの英国工場《photo by Bentley》 ベントレーの英国工場《photo by Bentley》