分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業のスキーム《画像提供 REXEV》

REXEVは6月22日、経済産業省の「2022年度分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」に採択されたプロジェクトに参画すると発表した。

事業はエナリスがコンソーシアムリーダーを務め、REXEVは実証協力者として電気自動車(EV)に特化したエネルギー管理や制御するEVエネルギーマネジメントシステムの構築を担当する。

実証では2022年夏から猛暑や厳寒などによる電力需給ひっ迫時、需給バランスを保つためにEVを活用した調整力を提供するもの。2022年度の実証事業では、開発したeMMP(eモビリティマネジメントプラットフォーム)に、様々な電力市場の組み合わせに対応した機能を追加する。

eMMPはREXEVが提供するカーシェアリングとエネルギーマネジメントを組み合わせたソフトウェアと、車両や充電器に設置したIoTデバイスを連携した国内初の統合型プラットフォーム。

EVを移動手段として活用しながら蓄電池として複数の電力市場で同時に活用することで、EVの価値最大化を図るとともに、実証を通じて早期サービス化を検討する。