2022年のENEOSスーパー耐久シリーズ第2戦「NAPAC 富士SUPER TEC24時間レース」が4日15時00分にスタート。序盤から接戦の展開が続いている。
前日は途中ゲリラ豪雨に見舞われながらも暑さを感じる1日だったが、決勝スタートの4日は、曇り空となり、少し肌寒さも感じるコンディションに。ST-XクラスのNo.888 Grid Motorsport AMG GT3を先頭に、全56台を2グループの隊列に分けてスタートが切られた。
例年だと、開始直後から白熱したバトルが展開されたり、アクシンデントに見舞われる車両が後を絶たないのだが、今年は後半勝負を考えているのか、混乱もない出だしとなり、スタートから4時間半に渡って一度もフルコースイエローやセーフティカーが出ないクリーンなレース展開となった。
そんな中、ST-Xクラスは888号車のメルセデスAMG『GT3』がリードする展開になり、それをNo.62 HELM MOTORSPORTS GT-R、No. 31 DENSO LEXUS RC F GT3が追いかけたが、開始から2時間30分のところで、31号車が他クラスのマシンと接触した影響でマシンにダメージを負い、緊急ピットイン。すぐに修復して復帰を果たしたが、今度は別のトラブルも発生し、大きく遅れをとることとなった。
これで、888号車と62号車による戦いとなり、両車とも一進一退の走りを続けたが、開始4時間10分を過ぎたところで62号車がトップに浮上した。
この直後、最終コーナーでストップ車両が発生し、このレース初めてとなるフルコースイエローが導入。マシンの回収に時間がかかるため、そのままセーフティカー先導状態に移行された。
このタイミングで62号車が4回目のピットストップを敢行。これが功を奏す形となり、レース再開後にピットインした888号車は周回遅れとなった。さらに5番グリッドから着実な追い上げを見せている昨年王者のNo. 81 DAISHIN GT3 GT-Rが2番手に浮上し、888号車は3番手を走行している。
このほか、今回がデビュー戦となる日産の新型『Z』をベースとしたNissan Z Racing Concept。244号車はタイヤトラブルに見舞われたが、230号車は開始5時間を経過して総合12番手を走行中だ。
また、2度目の24時間レース参戦となるNo. 32 ORC ROOKIE GR Collora H2 conceptも順調に周回を重ねている。
富士24時間レースがスタート、序盤からトップは接戦の展開…スーパー耐久 第2戦
2022年06月04日(土) 22時00分
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