ジヤトコ ブースイメージ《写真提供 ジヤトコ》

ジヤトコは、5月25日から27日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2022」に出展、新開発のFR車用9速ATと中・大型FF車用CVTを初展示する。

今回のブースコンセプトは「ジヤトコのコア技術は電動化時代にも生きる」。同社の主力商品であるAT/CVTと、電動化商品を紹介する。

AT/CVTでは、新開発の2つのトランスミッションを初展示。トランスミッションケースにマグネシウムを採用し、9速でありながら軽量・コンパクトになったFR車用9速AT「JR913E」と、CVTでは不可能とされていた伝達効率90%以上を実現した中・大型FF車用CVT「Jatco CVT-X」を紹介する。また、電動車用製品として、日産『アリア』の静粛性に貢献する減速機用部品を初展示する。

ジヤトコは2020年代半ばにはモーター・ギア・インバーターが一体となった電動車両向けユニット「e-Axle」を市場投入する。同社のe-Axleは、これまでAT/CVTで培ってきたコア技術を活用。特にモーターの中心軸をドライブシャフトが貫通する「同軸」型のe-Axleはギア技術でEVに求められる小型軽量化・高効率化を実現している。今回はこの同軸タイプと3軸タイプのe-Axleコンセプトモデルを紹介する。