ホンダ ブースイメージ《画像提供 本田技研工業》

ホンダは、5月25日から27日にパシフィコ横浜で、6月29日から7月1日までポートメッセなごやで開催される「人とくるまのテクノロジー展2022」に出展し、2050年の「カーボンニュートラル」と「交通事故死者ゼロ」達成に向けた最新技術を紹介する。

なお、今回はリアル展示会に加え、オンライン展示会も用意されており、ホンダは両会場に出展。オンライン展示の公開期間は横浜が5月25日から31日、名古屋は6月29日から7月5日まで予定されている。

●カーボンニュートラル
ホンダは水素社会実現に向けたFCの本格普及を目指し、ゼネラルモーターズ(GM)と安価で高耐久性を実現した次世代FCシステムを共同開発している。展示会では、それを用いたそれを用いた多用途展開を紹介。いすゞ自動車と共同研究中のFC大型トラックや、クリーンで高品質な電力を供給できる非常用FC定置電源を映像で披露する。

また、モビリティ電動化の課題である航続距離や充電時間、車両およびインフラコストを解決する第2世代着脱式可搬バッテリー「ホンダ モバイルパワーパック e:」と、それを活用し、バッテリーの長寿命化に貢献するバッテリーシェアリング技術を紹介。モバイルパワーパック e:を動力源に使用した、屋根付きのビジネス用電動三輪スクーター『ジャイロキャノピー e:』、モバイルパワーパック e:を使用し、高品質な電気を供給するバッテリー着脱式ハイパワーポータブル電源「ホンダ パワーパッド e:」(プロトタイプ)を展示する。

●交通事故死者ゼロ
全方位先進安全運転支援システム「ホンダセンシング360」、自動運転レベル3適合技術「ホンダセンシングエリート」など、自らぶつからない先進安全技術の進化と、その技術の普及拡大による安全・安心な車社会へのホンダの取組み姿勢を紹介する。

また、V2Pと先進運転支援システム(ADAS)技術との連携による歩行者端末への警報システムや、全ての交通参加者である人とモビリティが通信でつながることで、事故が起きる手前でリスクを予兆・回避する「安全・安心ネットワーク技術」を紹介。二輪車では、バランス安定化制御とライダー・マシン協調制御により、潜在的リスクである「転倒」への不安を軽減する技術も紹介する。

ホンダ・モバイルパワーパック e:《写真提供 本田技研工業》 ホンダ・ジャイロキャノピーe:《写真提供 本田技研工業》 ホンダセンシング360のシステム構成図《画像提供 本田技研工業》