マツダ CX-30(北米仕様、参考)《写真提供 マツダ》

マツダは5月13日、2022年3月期(2021年4月〜2022年3月)の連結決算を発表。販売台数は減少したものの、販売の質やコスト改善で4年ぶりの増益となった。

2022年3月期(通期)のグローバル販売台数は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再拡大や、半導体の供給不足により、日本や中国、ASEAN等で販売が減少したことから、前期比2.8%減の125万1000台となった。一方で、販売が好調な米国や豪州等では、需要の回復を上回る販売を達成し、前期を上回る販売台数となった。

売上高は同8.3%増の3兆1203億円で3年ぶりの増収、営業利益は1042億円(前年同期は88億円)、経常利益は1235億円(同282億円)、純利益は816億円(同316億円の損失)。販売台数は減少したものの、単価改善や円安効果などで4年ぶりの増益となった。

今期の連結業績見通しについては、『CX-50』や『CX-60』の導入により、グローバル販売134万9000台(前期比7.8%増)を計画。売上高は3兆8000億円(同21.8%増)、営業利益は1200億円(同15.1%増)、経常利益は1050億円(同15.0%減)、純利益は800億円(同1.9%減)とした。

マツダ CX-60《写真提供 マツダ》