アウディ Q5《写真提供 アウディジャパン》

アウディジャパンは5月10日、『Q5 40 TDIクワトロ』など6車種について、電気装置(データバスダイアグノシスインターフェース)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは『Q5 45 TFSIクワトロ エアサス』、『Q5 45 TFSIクワトロ』、『SQ5 エアサス』、『SQ5』、『Q5 40 TDIクワトロ エアサス』、『Q5 40 TDIクワトロ』の6車種で、2017年8月3日〜2022年3月4日に輸入された1万0869台。

対象車両はリヤシートの下に取り付けられているデータバスダイアグノシスインターフェースにおいて、リヤシートにこぼした液体の水分や、車体底部のシーリングが不十分なため、大雨時や深い水たまりを走行した際に浸入した水分により、データバスダイアグノシスインターフェース内で短絡が発生することがある。そのため、警告灯が点灯するとともに、エンジンが出力を抑える緊急走行モードに入ったり、パワーステアリングのアシスト力が減少したりするおそれがある。

改善措置として、全車両、データバスダイアグノシスインターフェースに保護カバーを取り付ける。また、一部車両は防水性を高めるためシーリングを塗布する。データバスダイアグノシスインターフェースに短絡が認められた場合は交換する。

不具合および事故は起きていない。本国からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《画像提供 国土交通省》