鉄道開業150年事業の超目玉商品、1500万円の純金製1号機関車と客車。ただし足回りは純銀製。《画像提供 東日本旅客鉄道》

JR東日本は5月10日、鉄道開業150年事業の概要を発表した。

1872年、日本初の国有鉄道が新橋(後の汐留)〜横浜(現・桜木町)間に開業してから10月14日で150年を迎えることを記念して行なわれるこの事業では、150年の歴史を感じることができるイベントやツアー、グッズ販売などが企画される。

このなかで、東北・上越新幹線では国鉄時代の200系カラーを施したE2系1000番台1編成が定期列車や団体列車で運行され、開業当時、車内放送で停車駅ごとに使われていた「ふるさとチャイム」も再現される。

グッズでは、鉄道博物館が監修し、田中貴金属ジュエリーが製作する純金製の1号機関車を発売。機関車と客車1両ずつをケースに収納する完全フルオーダー製品で、発売額は1500万円。5月16日から11月30日まで申込みを受け付け、JRE MALLのウェブサイト「GENERAL STORE RAILYARD」で申込み、支払い方法を案内する。

このほか、鉄道開業150周年記念Suica(1万5000円)を6月上旬から1万5000セット限定で発売。10月14〜27日の任意の3日間、JR東日本全線と青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、三陸鉄道、北越急行、伊豆急行、富士山麓電気鉄道、えちごトキめき鉄道の新幹線や在来線特急などが3日間乗り降り自由となる「鉄道開業150年記念JR東日本パス」(大人2万2150円・子供1万150円)が利用開始日の1か月前から「えきねっと」で発売される。

200系国鉄カラーとなるE2系1000番台のイメージ。《画像提供 東日本旅客鉄道》 オリジナルカラーのE2系1000番台。 3月のダイヤ改正で廃止されたJR北海道の流山温泉駅に一時保存されていた国鉄カラーの200系。2002年4月27日。《写真撮影 佐藤正樹》 1号機関車や151系『こだま』、JR東日本の新幹線が絵柄となる3枚1組のSuicaが盾に収納される鉄道開業150周年記念Suica。記念品としての保管を考慮して、デポジットとチャージは0円。カードとしての有効期間は2023年3月31日まで。《画像提供 東日本旅客鉄道》