レッドブル「プレーン・スワップ」:落下中の機体に空中から到達(4月25日)。《photo by Redbull》

飛行中の飛行機からパイロットが空中に飛び出し、別の飛行機に乗り換える! レッドブルが応援するプロジェクトが4月25日、米アリゾナ州で実施され、ひとりのパイロットが空中乗り換えに成功した。

チャレンジは2機のパイロットが互いに乗り換える「Plane Swap(プレーン・スワップ)」だ。飛行機からパイロットが飛び出して別の飛行機に飛び移るという挑戦は航空史に残っていないという。しかも、今回は2人のパイロットが同時にこれに挑戦した。

挑戦したのはルーク・エイキンスとアンディ・ファーリントンの2人のスカイダイバー。2人はそれぞれ軽飛行機を操縦して高度4000mまで上昇後、機首を下に向けて機体を地面に向かって落下させる。そして2人はそれぞれの飛行機から飛び出し、相手の飛行機へ乗り移って、再び操縦するのだ。

スカイダイバーのスキルに加えて、装備にも準備が必要だ。ダイバーが家庭用冷蔵庫よりも小さいドア開口部からキャビンへ進入しやすいように、機体は地表へ向けて一定の姿勢と軌道で下降する必要がある。また、機体の下降速度を抑制する必要もある。ダイバーが追いつけない速度に加速してはいけないし、過度な落下速度だと機体が耐えられず空中分解してしまうからだ。機体には姿勢と速度を制御するために、可動板が取り付けられた。

2名による世界初の挑戦は、ルークが見事に乗り換えを成功させた。アンディは乗り込むことができずパラシュートで帰還、無人の飛行機もパラシュートが作動し、機体を損傷させながら着地した。このトライで負傷者はひとりもいなかった。

レッドブル「プレーン・スワップ」(4月25日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」:空中に飛び出そうとするアンディ(4月25日)。《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」:スカイダイバー2人が空中に飛び出した直後(4月25日)。《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」:相手の飛行機に到達したルーク(4月25日)。《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」:パラシュートで降下する無人の機体(4月25日)。《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」(4月25日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」(4月25日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》 レッドブル「プレーン・スワップ」の準備(4月23日)《photo by Redbull》