完全自立型EVシェアリングステーション(広島市内)《写真提供 中国電力》

中国電力は4月4日、広島県の協力を得て「完全自立型EV(電気自動車)シェアリングステーション」の実証事業を開始すると発表した。

実証事業は、電力系統から完全に分離・独立したソーラーカーポートと蓄電・制御システムを一体化したシステムを活用する。太陽光発電電力だけで運用するEVステーションに、カーシェアリングサービスを組み合わせた世界初の取り組みとなる。複数の法人と周辺住民に対してEVシェアリングサービスを提供する。

完全自立型EVシェアリングステーションを活用することで、電力系統からの電力供給が困難な場所や電気工事の施工費用が高額となる場所などにEV導入の選択肢拡大を推進する。また、電力系統から完全に分離・独立したソーラーカーポートの商品化を検討する。

完全自立型EVステーションは広島県立広島産業会館(広島市南区)に設置し、4月から5年程度運用する予定。シェア車両として日産の『リーフ』、マツダの『MX-30 EVモデル』をそれぞれ1台ずつ配車する予定。

完全自立型EVシェアリングステーションのイメージ《画像提供 中国電力》 昼間(EV出庫時)《画像提供 中国電力》 夜間(EV入庫時)《画像提供 中国電力》 日産リーフ《写真提供 日産自動車》 マツダMX-30 EVモデル《写真提供 マツダ》