(イメージ)《Photo by Marijan Murat/picture alliance via Getty Images/ゲッティイメージズ》

イードは「e燃費」で収集した3月10日のガソリン購入平均価格を発表した。レギュラーが164.8円/リットルと前日比変わらず、ハイオクは下げたものの、軽油は再び1円以上の上げ幅となった。

イードが運営するガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」で集計したデータによると、3月10日のレギュラーガソリンの全国平均購入実売価格は164.8円/リットル(前日比±0.1円)、ハイオクは175.1円/リットル(前日比−0.4円)、軽油は141.1円/リットル(前日比+1.1円)となった。

政府(経済産業省)による「コロナ下における燃料油価格激変緩和対策事業」では、3月10日から、ガソリン、軽油、灯油、重油1リットルあたり17.7円の補助金を燃料油元売りに支給している。

元売り業者が卸価格を決定するのは毎週木曜日だ。資源エネルギー庁が月曜日に小売価格を調査し、この平均価格と原油価格の変化をもとに、水曜日に石油製品価格および補助金支給単価を公表する。元売事業者は木曜日にこれらの数字を卸価格に反映させ、小売業者はその卸価格を受けて小売価格に反映、という流れだ。今週は7日に価格調査、9日に支給単価公表、10日から卸価格の改定となる。

また経済産業省は10日、国際エネルギー機関(IEA)加盟国による石油備蓄放出の協調行動として、民間備蓄から4日分=750万バレルを放出すると決定した。3月10日から4月8日の30日間、石油の備蓄の確保等に関する法律に基づく民間備蓄義務量を70日分から66日分に、4日分引き下げる。日数ベースで5.7%にあたる。

なお、購入価格(実売価格)の平均値は、小売価格(看板価格)の平均値より安くなる。これは、消費者がより安い価格を指向するためだ。

最近1か月のレギュラーガソリン価格《イードe燃費しらべ》