トヨタ自動車:約7万1000人の社員からの紹介で転職潜在層へのアプローチを推進《写真提供 MyRefer》

MyReferは1月26日、トヨタ自動車が、従業員のつながりを活用した採用手法であるリファラル採用を促進するプラットフォームとして「MyRefer(マイリファー)」を1月より本格導入したと明らかにした。

従業員が知人・友人を会社に紹介して選考するのが「リファラル採用」。「MyRefer」は、企業のリファラル採用を促進するクラウドサービスだ。マッチ率の高い採用と企業エンゲージメントの向上を支援する。

トヨタは、新卒中心だった従来の採用方針を転換し、2019年よりキャリア採用に注力している。自動車業界は100年に一度とも言える大きな変革期を迎えており、その中でトヨタは2018年に「自動車会社」から「モビリティカンパニー」への変革を宣言した。変革のためには、多様で専門的な人材の採用と活躍が必要だ。なかでも、ソフトウェア人材など転職市場ではなかなか出会えない人材に社員のつながりからアプローチするため、リファラル採用を取り入れ、「MyRefer」を導入した。

トヨタ自動車の人事担当者は「より多様で専門性のある人材のキャリア採用強化と、人事・採用面の変革に取り組んでいる。その一環として、トヨタを最もよく知っている社員自身から転職潜在層の方へ想いを届けてもらうため、約7万1000人の社員と、職場一体でリファラル採用を開始した」と説明する。募集している100以上の求人を社員が紹介しやすくするため、求人をいつでも・どこでも社員が確認できるリファラル採用サービス「MyRefer」を導入した。

MyReferを導入した企業人事は、リファラル採用を開始する従業員情報を登録。従業員はアプリ、ウェブなどのマルチデバイスを通じて、自社の募集求人やイベント情報をSNSで気軽に紹介することができる。人事は従業員のファン度合いを可視化しながら、紹介を活性化するリワードプログラムの運営や社内ニュースの配信をすることがでる。

リファラル採用活性化サービス「MyRefer(マイリファー)」《画像提供 MyRefer》