GMは1月25日、米国ミシガン州の4つの製造拠点に70億ドル以上を投資し、EVピックアップトラックとバッテリーの生産能力を大幅に増強すると発表した。これは、GM史上最大の投資になるという。
総額70億ドル以上の投資には、ランシング工場の新しい「Ultium Cells」バッテリー工場の建設、ミシガン州オリオンタウンシップ工場のシボレー『シルバラードEV』とGMC『シエラEV』生産のための改修などが含まれている。
これらの投資は、2025年までに北米EV市場のリーダーを目指すGMが、電動化を加速する最新のステップだ。両工場への投資により、フルサイズのEVトラックの生産能力を年間60万台に増強していく。
シボレーシルバラードEVとGMCシエラEVの生産は、2024年にオリオンタウンシップ工場で開始される予定。新しい車体プレス工程と塗装工程、バッテリーと車両の組み立てラインなどを設ける計画だ。
GMのメアリー・バーラ会長兼CEOは、「GMC 『ハマーEV』、キャデラック『リリック』など、新世代EVに対する顧客の反応や予約は好調。2020年代の半ばまでにEVでリーダーシップを取る」と述べている。
GM、EVとバッテリーの生産能力を大幅に増強…史上最大の投資
2022年01月26日(水) 16時00分
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