スマート駅レンタカー《写真提供 イード》

イードとジゴワッツが共同開発した、スマホがクルマの鍵になる「バーチャルキー」が、12月16日からJR西日本レンタカー&リースが開始する非接触非対面の「スマート駅レンタカー」に採用される。

バーチャルキーは、クルマのスマートキーの機能をスマートフォンに置き換えるスマートロックシステム。ジゴワッツの認証基盤技術「JigoAuth」を利用した認証サーバとスマートフォンアプリおよび専用車載器により構成。自動車の鍵の解錠・施錠だけでなく、プッシュスタートボタンの有効化・無効化操作も行うことができる。

スマート駅レンタカーでは、このバーチャルキーを、スマートバリューが提供するモビリティシェアリングプラットフォーム「Kuruma Base」を組み合わせることで、初期登録からステーション検索、車両予約、解錠・施錠、決済までをすべてスマートフォンで完結する。

バーチャルキーはこれまでも、スマートバリュー「Patto」を使ったスズキディーラーの試乗車などのカーシェア化や、バリュートープの「オールタイムレンタカー」やJ-ウィングレンタリースの「スカイレンタカー・スマートサービス」など、非接触非対面のレンタカー事業に活用されている。

JR西日本レンタカー&リースのスマート駅レンタカーは、大津、大阪、和歌山、姫路、米子の5駅(一部車両)から開始する。これまでの対面での手続きが不要となり、スマートフォンだけで駅レンを使える手軽さに加え、時間料金が990円〜というリーズナブルな値段設定を導入。今後、スマート駅レンタカーの導入店舗を順次拡大していく計画だ。

バーチャルキーのシステム《画像 イード》 バーチャルキー《写真提供 イード》