GM(General Motors)は10月5日、バッテリー事業を大幅に拡大し、航続が長く手頃な価格のEV向けバッテリーの開発と量産を加速する新施設、「ウォレス・バッテリーセル・イノベーション・センター」を建設すると発表した。
ウォレス・バッテリーセル・イノベーション・センターは、米国ミシガン州のGMのグローバルテクニカルセンターに設置される。この施設は、GMの「全電気の未来」というビジョンを推進する上で、重要な役割を果たすという。
GM Research and Developmentでの10年以上にわたるバッテリー開発のノウハウに基づいて、ウォレス・バッテリーセル・イノベーション・センターはEVの普及への道を開くのに役立つ、と自負する。GMはこの施設を利用して、バッテリーのイノベーションを加速し、次世代の「アルティウム」バッテリーのコストを60%削減するという目標を達成していく。
ウォレス・バッテリーセル・イノベーション・センターは現在建設中で、2022年半ばに完成する予定だ。この施設はEVの需要が増えるにつれて、当初の面積の3倍までの拡張が可能に。この施設は、2022年内にバッテリーセルの試験生産を開始する計画だ。
なお、ウォレス・バッテリーセル・イノベーション・センターによってGMは、リチウム金属、シリコン、全固体電池などの新技術の開発を加速することが可能になる、としている。
GM、航続が長く手頃な価格のEV実現へ…バッテリー開発拠点を建設
2021年10月07日(木) 15時30分
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