日産 キックス の2021年モデル(北米仕様)《photo by Nissan》

日産自動車(Nissan)の米国部門の北米日産は10月2日、2021年1〜9月の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数(日産+インフィニティ)は78万2656台。前年同期比は19.3%増とプラスに転じた。

全販売台数78万2656台のうち、乗用車は前年同期比16.9%増の27万3354台と回復した。SUVなどのライトトラックも、前年同期比20.6%増の50万9302台と、3年ぶりに前年実績を上回った。

日産ブランドの1〜9月実績は、73万5053台。前年同期比は23.1%と、プラスに転じた。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が、7万5508台。前年同期比は22.2%減と、減少傾向にある。『セントラ』は11万0821台を売り上げ、前年同期比は58.6%増と回復した。『ヴァーサ』は5万0569台を販売し、前年同期比は66.9%増とプラスに転じた。最上級セダンの『マキシマ』は、前年同期比10.4%減の1万2593台だった。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』(日本名:『エクストレイル』に相当)が、23万4647台を販売した。前年同期比は40.2%増と、3年ぶりのプラスだ。中型SUVの『パスファインダー』は、23.0%減の2万8885台と、3年連続で減少した。フルサイズピックアップトラックの『タイタン』は、17.4%増の2万2772台と、3年ぶりのプラスとなった。

入門SUVの『キックス』は、前年同期比51.8%増の6万4735台と、プラスに転じた。商用車では、『NV』が8.9%増の1万1297台と回復した。『NV200』(日本名:『NV200バネット』に相当)も、32.7%増の1万6919台とプラスに転じた。

スポーツカーでは、『370Z』(日本名:『フェアレディZ』に相当)が、36台を販売した。新型発売を控えて、前年同期比は98.0%減と落ち込んだ。『GT-R』は30.7%減の167台を売り上げた。

日産自動車の2020年の米国新車販売台数は、89万9217台。前年比は33.2%減と、3年連続で前年実績を下回っている。

日産 ローグ 新型(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 ヴァーサ(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 セントラ(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 タイタン(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 マキシマ(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 ムラーノ(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 アルティマ(北米仕様)《photo by Nissan》 日産 パスファインダー(北米仕様)《photo by Nissan》