VOLVO×自然でんき《写真提供 ボルボ・カー・ジャパン》

ボルボ・カー・ジャパンはSBパワーと提携し、全国(北陸電力管内を除く)の正規ディーラーで実質再生可能エネルギー100%の電気「自然でんき」の店頭での斡旋を9月9日より開始する。SBパワーが自動車ブランドと提携するのは初めて。

外部給電可能な電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)にて、再生可能エネルギー由来の電力による家庭での給電を実現することは、電動車における環境負荷の軽減に大きく貢献するもの。また各家庭の電力が再生可能エネルギー由来の電力に替わることで、より大きな環境負荷の低減が実現できる。

今回の提携により、ボルボのPHEV車両の購入者をはじめ、今秋から販売を開始するボルボ初のEV『C40』のオーナー、さらには既存のボルボユーザーも車の購入時、あるいはメンテナンスの折にボルボ販売店で気軽に実質再生可能エネルギー100%電力の申し込みができるようになる。電動車に対する国および地方自治体等の補助金によっては、家庭の電力を再生可能エネルギーに切り替えることが条件になっているものもあり、ボルボ正規販売店で手軽に申し込みができることで、顧客の利便性の向上が期待される。

ボルボは環境負荷低減を目指し、2030年までに販売する全ての新車をEVにし、2040年にはクライメートニュートラルを実現するという目標を掲げ電動化を推進している。2025年には世界販売の50%をEVとし、日本市場でも、販売台数の35%をEVとする計画。また、外部から給電し、電気のみの走行も可能とするPHEVを現在販売する6車種すべてに導入し、電動化を積極的に進めている。

SBパワーはエネルギーに関わるサービスの開発・提供を通じて持続可能な社会への貢献を推進している。自然でんきは、実質再生可能エネルギー100%の電気を提供することに加え、1契約につきSBパワーが経済産業省、環境省、農林水産省が運営する「J-クレジット制度」の認証事業を行う団体に対して50円/月の活動支援金を拠出し、森林保全活動の支援を行っている。