アルファロメオ・トナーレ(コンセプトカー)《photo by Alfa Romeo》

ステランティスは8月3日、アルファロメオ(Alfa Romeo)ブランドの2027年以降の新型車を、欧州、北米、中国ではEVのみにすると発表した。

アルファロメオは2021年内に、ブランド初のプラグインハイブリッド車(PHV)となる新型クロスオーバー車の『トナーレ』(Alfa Romeo Tonale)の生産を開始する予定だ。

トナーレは、ジュネーブモーターショー2019で初公開された同名のコンパクトSUVコンセプトカーの市販版となる。トナーレは、アルファロメオブランドで初めて、PHVパワートレインを搭載する。PHVシステムの詳細は公表されていないが、インフォテインメントタッチスクリーンの「E-mozione」ボタンを押せば、スロットル、ブレーキ、ステアリングレスポンスなどが変化するという。

「ダイナミックモード」を選択すると、エンジンとモーターからフルパワーが得られる。「ナチュラルモード」はパフォーマンスを維持しながら、モーター駆動とエンジン駆動のバランスを重視し、燃費と性能を両立するモードとなる。「アドバンスエフィシエンシー」モードは、EVモードだ。

アルファロメオブランドは、PHVのトナーレに続く形で、2027年以降の新型車を、欧州、北米、中国ではEVのみにする計画だ。新型EVには、ステランティスがグループ全体で擁する電動化テクノロジーが、導入されると見られる。

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