いすゞNシリーズ(北米向け)《photo by Isuzu》

いすゞ自動車は8月4日、2021年4〜6月期(第1四半期)の連結決算を発表。海外市場における商用車需要の回復を受け、前期97億円の赤字となった最終損益は464億円の黒字に転換した。

2021年4〜6月期における商用車需要は、コロナ禍による落ち込みから特に海外市場で大きく回復。総販売台数は前年同期比111.5%増の12万8755台となった。内訳は国内が同2.7%増の1万3393台。海外は同141.1%増の11万5362台。

車両以外の商品売上高は、海外生産用部品が同71.9%増の104億円、エンジン・コンポーネントは同61.1%増の399億円。その他の売上高も同15.6%増の1128億円。これらの結果、売上高は同61.7%増の5296億円となった。

損益は、需要回復による販売台数増加や為替環境の好転を受け、営業利益は593億円(前年同期は21億円)、経常利益は621億円(同5億円)、純利益は464億円(同97億円の損失)となった。

通期業績見通しは、売上高2兆5000億円(前期比31.0%増)、営業利益1700億円(同77.6%増)、経常利益1750億円(同67.8%増)、純利益1100億円(同157.6%増)とした前回予測を据え置いた。

いすゞフォワード《写真提供 いすゞ自動車》 いすゞ本社《写真提供 写真AC》