アウディの高性能モデル「RS」の主要ラインナップ《photo by Audi》

アウディ(Audi)は7月30日、2021年上半期(1〜6月)の決算を発表した。

同社の発表によると、ランボルギーニなどを含めたグループ全体の上半期の売上高は、292億1200万ユーロ(約3兆8000億円)だった。前年同期の204億7600万ユーロに対して、42.6%増と3年ぶりのプラスとなった。

また、上半期の営業利益は、31億1300ユーロ(約4050億円)だった。前年同期の7億5000万ユーロの赤字から、黒字に回復している。

前年同期は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大が、業績に大きな影響を与えた。しかし、今期は新車販売が回復。上半期の営業利益率は10.7%と、戦略目標の9〜11%の範囲内とした。コアビジネスの好業績と継続的なコスト削減などにより、高水準の利益と売上高利益率を達成した。

アウディの財務担当、ユルゲン・リッターズバーガー取締役は、「上半期の業績は、包括的な対策のおかげで世界的な半導体不足の問題に対処し、前向きな市場発展の機会を活用することができたことを示している」と述べている。

アウディのドイツ・インゴルシュタット工場《photo by Audi》